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赤外線調光素子

シーズコード S130009681
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • ヤン ファイ
  • 古屋 吉啓
  • 梶山 千里
  • 菊池 裕嗣
技術名称 赤外線調光素子
技術概要 図(a)はセルに液晶組成物を注入した直後の液晶分子の配向状態である。基板1、2は少なくとも一方が透明で、ガラス板やプラスチックフィルム等を用いる。基板の少なくとも一方は、内側表面に配向膜やラビング処理等の平行配向処理3、4を施す。セルは一般に上下の基板の間を、ガラス又は光分子材料からなる、厚み2~50μm程度のスペーサ5、6で挟持する。セルへの光重合性液晶モノマーと低分子液晶からなる液晶組成物の注入は、液晶組成物が等方相状態を示す温度で、毛細管現象により行なう。(b)は、等方相からカイラルネマチック相となる温度TLまで冷却した液晶分子の配向状態である。液晶組成物中の液晶分子は螺旋配向をとり、その螺旋軸は基板に対して垂直となり、液晶分子の長軸が基板に対して均一な平行配向が得られ、透明状態となる。(c)は、(b)の状態に紫外線を照射し、液晶組成物の光重合性液晶モノマー(8)を光重合させた後の液晶分子の配向状態である。螺旋軸がセル基板表面に対して垂直で螺旋状の高分子ネットワーク9を持つ液晶高分子複合層が形成される。液晶分子の初期の分子配列は固定化され、透明な赤外線調光素子が得られる。
画像

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研究分野
  • 光の屈折,反射,分散,偏向,吸収,透過
  • 液晶一般
  • 表示機器
展開可能なシーズ 低分子液晶に加えて光重合性液晶モノマーを含む液晶組成物であって、可視光に対しては常に透明であり、それよりも長波長の光に対しては広い波長領域にわたり、透過-選択反射の可逆的熱スイッチングを示し、特に、温度の上昇にともない選択反射の長波長端が長波長側に、または、短波長端が短波長側にシフトすることを特徴とする赤外線調光素子を提供する。
この赤外線調光素子は、短波長光に対しては常に透明であり、赤外光を含む長波長の光に対しては広い波長領域にわたり、透過-選択反射の可逆的熱スイッチングを示す、熱感応性の赤外遮断材料である。この調光用液晶光学材料を、種々の建築物の窓、および車の窓材料として用いた場合、可視光線を透過しつつ、気温の高い夏季には熱線を反射し、気温の低い冬季には熱線を確保できるため、光熱費の軽減を図れ、省エネルギー化が図れる。
用途利用分野 赤外線調光素子、液晶光学材料、調光素子、液晶組成物収容用セル
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, 株式会社正興電機製作所, . ヤン ファイ, 古屋 吉啓, 梶山 千里, 菊池 裕嗣, . 赤外線調光素子. 特開2002-357815. 2002-12-13
  • G02F   1/13     
  • G02F   1/1334   

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