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水中有害付着生物に対する防汚剤

シーズコード S130009687
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 北野 克和
  • 多田 全宏
  • 千葉 一裕
  • 坂口 勇
  • 新島 恭二
  • 野方 靖行
技術名称 水中有害付着生物に対する防汚剤
技術概要 代表的化合物YK-AF-035の製法を示す。10-ウンデゼン酸メチルエステルをテトラヒドロフランに溶解し、氷冷下メチルリチウムを加え攪拌する。反応液に塩酸を加えた後にジエチルエーテルで抽出した有機層は飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥し濃縮する。残留物をクロマログラフィーにより精製して得たメチルドデゼンオールをニトロメタンに溶解し、トリメチルシリルシアニド、過塩素酸銀を加えて室温で攪拌する。これに飽和炭酸水素ナトリウム水を加えて攪拌後セライト濾過し、ジエチルエーテルで洗浄する。有機層を洗浄後、乾燥し濃縮し、クロマログラフィーで精製しイソシアノメチルドデセン[YK-AF-035]を得る。本発明の防汚剤は、塗料調製剤に配合して防汚塗料として使用したり、塗膜形成剤に配合して溶媒に溶解した溶液として養殖漁網、定置漁網等に塗布したり、またカプセル剤として徐々に放出拡散させるようにして魚網等に取り付ける。
研究分野
  • 各種塗料
展開可能なシーズ 海洋付着生物は、船底、養殖用漁網、定置網、ブイ、海底油田リグ等の海中構築物、火力発電所等の臨海工場の冷却水取水路、熱交換器冷却水配管系、水族館、栽培漁業センター等の海水取水施設に被害を与えている。主に使われてきた有機スズ系防汚塗料は、巻貝の不妊化や他の海産生物に対して影響を及ぼすため、日本では製造および使用禁止となった。亜酸化銅は海底へ蓄積され、海洋生物に影響をおよぼす懸念がある。魚介類または人体にも安全性が高く、比較的容易に化学合成可能な防汚剤を提供する。
本発明の防汚剤は、海洋付着生物の忌避効果に優れると共に海洋生物への安全性が高く環境保全の観点からも高い価値を有し、比較的容易に化学合成できるため経済的にも優れる。この防汚剤は重金属を使用しておらず、主要な付着生物であるフジツボ類の付着の阻害作用を有し、その防汚性能は硫酸銅と同等以上と高い。
用途利用分野 防汚剤、塗料、塗膜形成剤、乳剤、船底塗料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, 財団法人電力中央研究所, . 北野 克和, 多田 全宏, 千葉 一裕, 坂口 勇, 新島 恭二, 野方 靖行, . 水中有害付着生物に対する防汚剤. 特開2002-370907. 2002-12-24
  • A01N  47/40     
  • A01P   7/00     
  • A01P   9/00     
  • A01P  17/00     
  • A01K  75/00     
  • C09D   5/16     
  • C09D   7/12     
  • C09D 201/00     

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