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リグノセルロース系材料及びその利用

シーズコード S130009792
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 木方 洋二
  • 高須 恭夫
  • 酒井 昌夫
技術名称 リグノセルロース系材料及びその利用
技術概要 ブナのプレーナ屑を蒸煮爆砕して、室内で含水率が10wt%以下となるまで風乾する。乾燥物をウィレー式ミルで粉砕し、振動ふるい機で分級し、粒径90μm以上180μm以下の範囲の試料を、細管式レオメータにより押出し試験を行う。試料1.5gを、120℃に保持した加熱炉内に設置したシリンダ内に導入し、5分間予熱した後、ピストンにより3.92kNの定荷重で加圧し、2℃/分で昇温させて、直径1mm、厚さ1mmのノズルで流出状態を観察する。加熱炉の昇温に伴い、試料が溶融・流動して試料のノズルからの流出が発生すると、ピストンが下降し、流出に伴い下降量が増大する。対照として、先の試料の原料として使用したのと同じブナのプレーナ屑を蒸煮爆砕せず、かつ、ウィレー式ミルで同様に粉砕し分級して90~180μmの粉末を用いて先と同様の条件で流出する。結果の加熱炉内の温度とピストンの下降量との関係を図に示す。
画像

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研究分野
  • 木材化学
展開可能なシーズ リグノセルロース含有材料を150℃以上250℃以下の温度で水蒸気処理して、リグノセルロース系熱可塑性材料を含む組成物を得る工程と、組成物を乾燥する工程と、乾燥させた組成物を110℃以上230℃以下に加熱して溶融させた状態で、圧縮成形法により成形する工程とを有する、リグノセルロース系成形体とその製造技術を提供する。
水蒸気処理して得られるリグノセルロース系材料は、セルロース系分解成分とリグニン系分解成分とを含有し、溶融し、流動し、可塑性を発現する。この流動により可塑化後、一旦固化された当該材料は、再び加熱することにより、流動し、可塑性を発現する。リグノセルロース系材料は、加熱により可塑性を付与できる熱可塑性材料として機能する。同時に、リグノセルロース系材料を含む組成物を、加熱することにより、この組成物を流動化し、可塑性を発現させることができ、貴重な植物由来資源の循環利用を実現することができる。
用途利用分野 リグノセルロース系成形体、リグノセルロース系成形体製造技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 愛知県, 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 木方 洋二, 高須 恭夫, 酒井 昌夫, . リグノセルロース系材料及びその利用. 特開2003-165844. 2003-06-10
  • C08L  97/02     
  • B27N   3/04     
  • C08J   5/00     

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