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抗体を提示するタンパク質中空ナノ粒子を用いる治療薬剤およびタンパク質中空ナノ粒子

シーズコード S130009821
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 黒田 俊一
  • 谷澤 克行
  • 近藤 昭彦
  • 上田 政和
  • 妹尾 昌治
  • 岡島 俊英
技術名称 抗体を提示するタンパク質中空ナノ粒子を用いる治療薬剤およびタンパク質中空ナノ粒子
技術概要 薬剤は、粒子形成能を有するタンパク質(たとえば、本来の肝細胞に対する感染能を欠失するように改変され、さらに抗体を提示するように改変されたB型肝炎ウィルス表面抗原タンパク質)からなる中空ナノ粒子に、疾患治療用の細胞導入物質(たとえば、癌治療用遺伝子である単純ヘルペスウィルス由来チミジンキナーゼ遺伝子)が包含されたものであって、さらに、上記の粒子表面に、特定の癌細胞表面に存在する分子を抗原として認識する癌特異的抗体などの抗体が提示されたものである。中空ナノ粒子は、粒子形成能を有し、かつ、pre-S領域の全アミノ酸配列のうち、少なくともN末端から1番目~20番目のアミノ酸残基を保持するように改変された血清型yタイプのB型肝炎ウィルス表面抗原タンパク質からなり、さらに、pre-S領域の全アミノ酸配列のうち、N末端から50番目~153番目のアミノ酸を欠失するように改変されていると好ましい。
画像

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研究分野
  • 薬剤学一般
展開可能なシーズ 医学の分野において、患部に直接作用し、高い効果を示す副作用の少ない薬品の開発が盛んに行われている。特に、ドラッグデリバリーシステム(DDS)と呼ばれる方法は、目的細胞、あるいは、目的組織に対して特異的に薬剤等の有効成分を運搬し、目的箇所で有効成分を作用させることのできる方法として注目されている。そこで、特定細胞または組織に対する抗体を提示するタンパク質中空ナノ粒子を用いる治療薬剤であって、動物実験により実際に治療効果が認められた薬剤、およびこの薬剤を用いる治療方法を提供する。
この薬剤は、粒子表面に癌特異的抗体などの抗体が提示されているので、静脈注射という簡便な方法で、特定の細胞または組織における疾患を特異的かつ効果的に治療することができ、従来の遺伝子治療と大きく異なり、外科手術を必要とせず、副作用の心配もきわめて低く、そのまま臨床応用可能なものである。このような中空ナノ粒子は、真核細胞において特に発現量が多く、生体認識分子提示に適しており、例えば、遺伝子治療やDDSなどに用いる中空バイオナノ粒子として利用することができる。
用途利用分野 タンパク質中空ナノ粒子を用いる治療薬剤、タンパク質中空ナノ粒子
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 黒田 俊一, 谷澤 克行, 近藤 昭彦, 上田 政和, 妹尾 昌治, 岡島 俊英, . 抗体を提示するタンパク質中空ナノ粒子を用いる治療薬剤およびタンパク質中空ナノ粒子. 特開2004-002313. 2004-01-08
  • A61K  39/395    
  • A61K   9/51     
  • A61K  39/29     
  • A61P  35/00     
  • C07K  14/02     
  • C12N  15/09     

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