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CD166に対するモノクローナル抗体およびその産生方法

シーズコード S130010178
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 塚本 康浩
技術名称 CD166に対するモノクローナル抗体およびその産生方法
技術概要 上皮細胞表面に発現する細胞接着分子としてCD166がある。CD166は神経系の発生に重要な働きをするが、ある種の癌細胞にも過剰発現し、がん細胞の悪性化や転移を促進すると考えられている。CD166に対するモノクローナル抗体があれば、転移抑制剤などとして有用である。しかし、CD166抗体の産生は、抗原をマウスに投与し、マウス体内で産生された抗体を不死化したハイブリドーマを作成することで得るが、哺乳類のCD166は類似性が高く、ヒトのCD166蛋白質に特異的に吸着するためモノクローナル抗体は、マウスの体内で容易に産生されない。そこで、本発明では、精製した鶏由来のCD166蛋白質をマウスに免疫することにより、より強く多くの動物種と交叉するモノクローナル抗体を作成した。つまり、CD166のアミノ酸配列のループの中で糖鎖が結合する部分を含むアミノ酸配列を人工的に精製し、マウスに免疫を行い、鶏由来の精製したアミノ酸配列を使用することで、マウスにとって異物と認識しやすくなり、特異的な抗体を産生することになった。この抗体を用いてCD166に特異的に吸着するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを得られた。
画像

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研究分野
  • 腫ようの化学・生化学・病理学
展開可能なシーズ 本発明は、腫瘍細胞上に高率に発現するCD166/ALCAMに特異的に結合するモノクローナル抗体およびその産生方法に関するもので、腫瘍表面に過剰に発現する免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子であるCD166に特異的に吸着するモノクローナル抗体を得て腫瘍細胞の増殖抑制、検出、薬品の特異的な供給を目的とする。
細胞接着活性を抑制しうるCD166の抗体(モノクローナル抗体)を得るには、マウスの体内で容易に産生されず蛋白質への特異的な吸着が十分でないなどの問題があった。本発明では、精製した鶏のCD166蛋白質をマウスに免疫することにより、より強く多くの動物種と交叉するモノクローナル抗体の作成に成功した。この抗体は癌細胞膜上のCD166に結合することにより、細胞間接着能の阻害と癌細胞の運動性抑制でき、本発明の抗CD166モノクローナル抗体は、新規の癌治療抗体として利用できる。さらに、この抗体は患者体内において癌細胞と選択的に結合するため、癌治療効果の増大が期待できる。
用途利用分野 腫瘍細胞の増殖抑制剤、腫瘍細胞検出剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, 公立大学法人大阪府立大学, . 塚本 康浩, . CD166に対するモノクローナル抗体およびその産生方法. . 2009-05-07
  • C07K  16/18     
  • C12N   5/10     
  • C12N  15/09     
  • C12N  15/02     
  • C12P  21/08     
  • G01N  33/574    
  • G01N  33/577    

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