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黄銅合金粉末、黄銅合金押出材およびその製造方法

シーズコード S130010361
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 近藤 勝義
  • 片野 元
  • 今井 久志
  • 上坂 美治
  • 小島 明倫
技術名称 黄銅合金粉末、黄銅合金押出材およびその製造方法
技術概要 黄銅合金粉末と黄銅合金押出材は、α相とβ相の混合相からなる黄銅組成を有し、クロムを0.5~5.0質量%、より好ましくは、1.0~2.4質量%含有し、クロムは、黄銅の母相中に固溶する成分と、結晶粒界に析出する成分とを含む。黄銅合金粉末中に、ニッケル、マンガン、ジルコニウム、バナジウム、チタン、シリコン、アルミニウムおよびスズからなる群から選ばれた少なくとも一つの元素を含む。黄銅合金粉末は、急冷凝固粉末であり、水アトマイズ法によって急冷凝固させた粉末である。黄銅合金粉末の集合体を押出加工すれば、機械的強度に優れた黄銅合金押出材が得られる。押出加工時の加熱温度は650℃以下が好ましい。黄銅合金押出材の切削性を向上させるために、黄銅合金押出材は、黄銅合金粉末に対して0.2~2.0重量%の黒鉛粒子を添加して混合した後に、この混合粉末集合体を押出加工する。添加する黒鉛粒子の粒子径は、好ましくは、1μm~100μmの範囲内にある。
画像

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研究分野
  • 粉末製造
  • 押出
展開可能なシーズ 適度な強度および良好な機械的特性を有し、さらに非磁性であることから、機械部品として利用されるのみならず、ガス配管、水道配管、バルブなど広範囲に亘って利用されている高強度黄銅合金に関するものであり、特に環境や人体に有害な鉛を含有しないで優れた機械的強度を有する黄銅合金粉末および黄銅合金押出材および黄銅合金部材並びにそれらをの製造方法を提供する。
黄銅の母相中に強制固溶されるクロム成分は、結晶中の転位運動を抑制して耐力値の向上に寄与する。一方、結晶粒界に析出したクロム成分は、粒界すべりを抑制して極度の加工硬化を引き起こし、引張強度の向上に寄与する。凝固過程における微細粒界析出物が粒界すべりを抑制することによって、加工硬化現象を顕著に発現する。1.0%クロム含有黄銅合金の場合においては、1.0%以上の黒鉛添加が切削性を大幅に向上させる。黄銅合金押出材の0.2%耐力値が300MPa以上である。また、引張強度が500MPa以上である。
用途利用分野 黄銅合金粉末、黄銅合金押出材、黄銅合金部材、快削性黄銅合金
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人大阪大学, サンエツ金属株式会社, . 近藤 勝義, 片野 元, 今井 久志, 上坂 美治, 小島 明倫, . 鉛フリー黄銅合金粉末、鉛フリー黄銅合金押出材およびその製造方法. . 2009-11-12
  • B22F   1/00     
  • B22F   9/08     
  • C22C   9/04     
  • B22F   3/20     

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