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プリオン病感染因子のスクリーニング方法

シーズコード S130010484
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 北本 哲之
  • 三好 一郎
  • 毛利 資郎
技術名称 プリオン病感染因子のスクリーニング方法
技術概要 英国で牛のBSE由来ではないかと推定されている変異型CJD(nvCJD)患者の凍結脳をリン酸緩衝液を用いて10%の濃度になるようにガラスホモゲナイザーで脳乳剤を作成し、プリオン以外の感染性因子を除去するために60℃30分間を保持した後、-70℃に凍結保存した。接種に際して、解凍し、ノックインマウス(Ki-ChM)腹腔内に26ゲージ針のシリンジを用いて50マイクロリットルずつ接種を行った。接種後75日に安楽死を施し、剖検した。剖検時に緩衝ホルマリン固定を行った。主要臓器の一部は-70℃に凍結保存した。また、すべてのマウスは、プリオン専用の病理標本作製室にてパラフィン包埋、薄切後、HE染色ならびに免疫組織染色により、濾胞樹状細胞(FDC)における異常プリオンタンパク質沈着を検査した。その結果、3例のnvCJD患者脳、nv-96/02、nv-96/07、nv-96/45について、100%の検出率で異常プリオンタンパク質が検出された。本発明のノックインマウス(Ki-ChM)のFDCを用いた新しいバイオアッセイ法は英国のnvCJD患者由来プリオンの診断にも有用であった(表4)。
画像

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研究分野
  • 神経の基礎医学
  • 中枢神経系作用薬の基礎研究
展開可能なシーズ 本発明は、本発明のトランスジェニック動物、または本発明のノックイン動物を使用することを特徴とする、ヒトまたはヒト以外のプリオン病の予防及び/または治療のための薬剤のスクリーニング方法を提供する。
本発明により、ヒトのプリオンタンパク質に対して従来になく非常に高い感受性を有する動物モデルを作製することができた。また、この動物モデルの使用により、ヒトに対するプリオン病の安全性試験において使用できる新規なスクリーニング方法を提供することができた。本発明によって得られたノックイン動物は、nvCJDの異常プリオンタンパク質のアッセイ系としても非常に優れたものである。特に、腹腔内投与においては、脳内投与と比較して感染因子の接種量を100倍に上げることができ、感染力が低いと考えられる血液でも大量に投与することによって、その感染力を調べることができる。従って本発明のノックイン動物は、ヒトまたはヒト以外の動物由来の血液または臓器から作られる製剤の最終的な安全性試験に必須のものとなることが期待される。
用途利用分野 プリオン病感染因子スクリーニング法、プリオン蛋白質分析法、製剤安全性試験、プリオン蛋白質バイオアッセイ
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東北大学, . 北本 哲之, 三好 一郎, 毛利 資郎, . プリオン病感染因子のスクリーニング方法. 特開2002-228665. 2002-08-14
  • G01N  33/68     
  • A01K  67/027    
  • C07K  14/47     
  • C12N  15/09     
  • C12Q   1/02     
  • G01N  33/50     
  • G01N  33/569    
  • C12N   5/10     
  • C12R   1/91     

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