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組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド

シーズコード S130010633
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 櫻井 謙資
技術名称 組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド
技術概要 α‐キトサン(α‐CS)は酢酸を含む水溶液に溶解してα‐CS溶液を調製した。他方、セリシン(SER)を蒸留水に溶解してのSER溶液を調製した。次いで、アクリル製容器にα‐CS/SER混合溶液を満たし、凍結乾燥法により凍結乾燥物を得た。得られた凍結乾燥物の中和処理物を取り出し、自然乾燥することで組織再生用組成物からなるスキャフォールドを得た。マウスに対する創傷治癒に適用した。スキャフォールドを10×20(mm)程度の大きさに裁断し、絆創膏のガーゼを剥がした粘着部に貼付し、試料とした。創傷部にスキャフォールドが接触するように、試料をマウスの体に巻付けた。創傷処理直後、3、6及び10日目に試料を剥がし創傷部の治癒状態を観察し、評価した。スキャフォールドを貼付した場合、試料貼付後3日目には出血が見られなくなっており、また試料貼付後6日目には創傷部位に新しい皮膚が形成されていることが確認された。更に、試料貼付後10日目には創傷部位の皮膚がきれいに再生されており、皮膚下感染症も発症しなかった。これにより、スキャフォールドは、早期に組織再生することが可能であることが確認された。
画像

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研究分野
  • 医用素材
展開可能なシーズ 生体適合性に優れ、安全にかつ早期に組織再生が可能な組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールドを提供する。
組織再生用組成物は、生体適合性の良好なキトサン及びセリシンを含有することから、生体適合性だけでなく、安全性にも優れる。また、組織再生用組成物は多孔性を有し、細胞増殖性や細胞分化能に優れることから、早期に組織再生をすることが可能になる。したがって、皮膚、血管、神経、骨、軟骨、食道、弁、その他臓器等の再生のために直接使用することが可能であり、また、in vitro又はin vivoにおける、組織培養に使用することができる。そして、スキャフォールドを細胞に接触させることで、再生された組織構造体を得ることができる。
用途利用分野 医用材料、組織再生材料、生体材料、スキャフォールド、創傷治癒材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人福井大学, . 櫻井 謙資, . 組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド. 特開2008-161502. 2008-07-17
  • A61L  27/00     
  • A61L  15/16     

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