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乾燥羊膜からなる眼表面の再建用医療材料

シーズコード S130010709
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 二階堂 敏雄
  • 北川 清隆
  • 岡部 素典
技術名称 乾燥羊膜からなる眼表面の再建用医療材料
技術概要 乾燥装置を用いて生羊膜の乾燥を行った。この乾燥装置では、マイクロ波照射装置30に、マグネトロンを用いた。また、遠赤外線ヒータ14を羊膜に対して乾燥開始から終了まで連続照射した。生羊膜をシワのないようにトレイ上に載せ、回転テーブル12上に載置した後、回転テーブル12を乾燥開始から終了まで連続回転した。減圧操作、加温操作及び復圧操作を繰り返した。乾燥を終了した乾燥羊膜は、乾燥剤が封入された滅菌パック中に滅菌・密閉して保存した。乾燥羊膜を緑内障手術後の再手術および結膜のブレブからの漏出に使用した場合は、生理食塩液で水和した乾燥羊膜を、結膜ブレブ再建強膜フラップ下に埋め込んだ。また、結膜のブレブからの漏出に対して、生理食塩液で水和した乾燥羊膜をシアノアクリレート系生体接着剤で貼り付けた。治療結果は、眼圧低下が得られ、結膜の瘢痕抑制が認められた。貼り付けた羊膜は翌日に脱落し創は自然治癒した。一方、乾燥羊膜を角膜潰瘍による角膜穿孔の治療に使用した場合は、乾燥羊膜をシアノアクリレート系生体接着剤で貼り付けた。治療結果は、穿孔部は羊膜で覆われ、穿孔部は治癒した。
画像

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研究分野
  • 医用素材
  • 眼の疾患の外科療法
展開可能なシーズ 医療材料としての羊膜は、従来、冷凍保存や凍結乾燥保存などで保存される。この場合、保存期間や羊膜組織の破壊といった問題がある。無菌状態の乾燥大気中で保存できるように脱水乾燥された乾燥羊膜を提供する。さらに、この乾燥羊膜を水又は緩衝液に浸漬して再水和したときには、生羊膜を構成する上皮細胞、基底膜及び結合組織が保持されている乾燥羊膜を提供する。乾燥羊膜の眼疾患治療用医療材料としての使用方法及び乾燥羊膜を利用した眼疾患の治療方法を提供する。
生羊膜の細胞組織を保持しつつ乾燥させた羊膜は、緑内障手術における結膜ブレブ再建、角膜移植時における血管新生および/または拒絶反応の抑制、翼状片組織切除後の結膜欠損部の充填などに有効である。この乾燥羊膜は、管理維持及び運搬には特別の注意を払うことなく容易に行うことができ、眼表面の再建のために使用される医療材料として格段に使いやすい。
用途利用分野 医療材料、再建用材料、乾燥羊膜、再建用羊膜
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人富山大学, . 二階堂 敏雄, 北川 清隆, 岡部 素典, . 乾燥羊膜からなる眼表面の再建用医療材料. 特開2008-036345. 2008-02-21
  • A61L  27/00     
  • A61F   9/007    
  • A61F   2/14     

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