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リン酸カルシウム化合物被覆複合材およびその製造方法

シーズコード S130010838
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 永井 教之
技術名称 リン酸カルシウム化合物被覆複合材およびその製造方法
技術概要 酸化カルシウム粉末を加えて、2-エチルヘキサン酸カルシウム溶液を調製した。この溶液を冷却した後、1-ブタノール、さらにチタンテトライソプロポキシドを混合し、塗布原液に用い、希釈して、適度な濃度、粘度を持ったチタン酸カルシウム塗布液とした。エッチング処理チタン板を基材として、チタン酸カルシウム塗布液に浸漬し、ゆっくりと垂直に引き上げ、乾燥させてから、空気中で650℃に急速加熱し、その温度に10分間保持した後、急冷した。この塗布、乾燥、焼成の操作を計3回繰り返して、チタン板の表面に被覆層を形成した。1回の塗布-焼成で0.2μmの薄膜が形成されている。このように薄膜が形成されていることから、CaTiO3層は実際にはCaTiO3-Cよりなるものと思われる。手順を繰り返せば、HA/CaTiO3-C二重層を複数段に形成することができる。例えば、HA/CaTiO3-C二重層が形成された被覆物(a)、HA/CaTiO3-C二重層が2段に形成された被覆物(b)、従来のHA被覆物(c)となる。
画像

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研究分野
  • 医用素材
  • 歯科材料
展開可能なシーズ 人工骨、歯、歯根等のインプラント材として使用できるリン酸カルシウム化合物被覆材を提供する。金属基材とリン酸カルシウム化合物層とが強固に接着され、宿主による吸収を受けながらも一定期間は常にCaを放出して骨形成細胞を活性化する傾斜機能材料を提供する。
チタン酸カルシウム・非晶質炭素複合物層は金属基材およびリン酸カルシウム化合物層と強固に結合するため、リン酸カルシウム化合物層の剥離等を防止することができ、リン酸カルシウム化合物層を単に金属基材上にプラズマ溶射法等で形成するのに較べて密着強度が高まる。基材としてチタン、チタン合金又はステンレス鋼等を使用しているため、リン酸カルシウム化合物被覆複合材を人工骨や人工歯根にコーティングした場合に、生体に無害かつ安定で有害物質の溶出の可能性はない。しかも軽量で機械強度が十分に大きく工作も容易である。リン酸カルシウム化合物層を表面に有しているため、生体内における親和性が十分に大きく、容易にかつ十分な強度をもって接合することができる。
用途利用分野 傾斜機能材料、医用生体材料、複合材、インプラント材、骨折固定材、人工関節材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人岡山大学, . 永井 教之, . リン酸カルシウム化合物被覆複合材およびその製造方法. 特開2007-075486. 2007-03-29
  • A61L  27/00     

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