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蓄光性蛍光体

シーズコード S130010848
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 上松 和義
  • 戸田 健司
  • 佐藤 峰夫
技術名称 蓄光性蛍光体
技術概要 MgSnOのみからなる蓄光性蛍光体である。長残光蛍光体は、励起を停止した後も長時間にわたって発光を継続する性質を有する蛍光体であって、蓄光性蛍光体、燐光体などとも呼ばれている。製造例を示すと、MgSnO通常の固相法によって合成した。出発原料としてMgO、SnOを所定量秤量し、少量のエタノールを加えメノウ乳鉢で湿式混合した。赤外ランプを用いて試料を乾燥後、アルミナるつぼに入れて空気中で1200℃、6時間焼成した。粉末X線回折測定の結果から上記の合成条件で目的物が得られたことを確認した。なお、出発原料としては、上記の酸化物以外にシュウ酸塩、酢酸塩、硝酸塩、水酸化物などが使用可能である。図1に合成したMgSnOの励起発光スペクトルを示す。200~300nmの紫外光域に励起スペクトルが存在し、400~600nmにブロードなピークを有する白色の発光がみられた。
画像

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研究分野
  • 無機化合物のルミネセンス
展開可能なシーズ 実用レベルに達している代表的な長残光蛍光体としては、SrAl:Eu,Dyが知られている。この長残光蛍光体は、高輝度、長残光の優れた性質を示し、可視光の領域に吸収スペクトルをもつという大きな特徴を有している。しかしながら、その発光色が緑色に限られるという欠点があった。そこで、白色や多色の残光特性を示す新規の長残光蛍光体を提供する。
この蓄光性蛍光体は、紫外光を吸収、蓄積して高強度で長時間の発光を持続し、蓄光性蛍光体として優れた特性を持つ。したがって、この蓄光性蛍光体によれば、白色の残光特性を示す新規の蓄光性蛍光体を提供することができる。この蓄光性蛍光体は、紫外光のほか、電子ビーム、電気エネルギーによっても励起可能であり、蛍光灯やEL(電気発光)素子などの発光体として利用可能である。停電時においても発光が継続するので、非常時の照明手段としての利用が期待される。
用途利用分野 蓄光性蛍光体、蛍光灯、EL(電気発光)素子
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人新潟大学, . 上松 和義, 戸田 健司, 佐藤 峰夫, . 蓄光性蛍光体. 特開2007-077365. 2007-03-29
  • C09K  11/66     

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