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DLC膜で被覆の接着性改善ポリオレフィン部材

シーズコード S130010976
掲載日 2013年6月6日
研究者
  • 堀田 篤
  • 星田 隆
  • 坪根 大
  • 中村 佑真
技術名称 DLC膜で被覆の接着性改善ポリオレフィン部材
技術概要 ポリオレフィン部材の表面にフッ素を含有するDLC薄膜を形成し接着剤との親和性を高め、ポリオレフィン部材の接着力を改善する。フッ素を含有するDLC薄膜が層構造を示す場合には、いずれの層構造にもフッ素濃度が0~100容積%でフッ素含有濃度の異なる多層構造でよい。また、ポリオレフィン部材のための接着剤としては、エポキシ樹脂系の接着剤が強固な接着力が得られて好ましい。ポリオレフィン部材へのDLC薄膜の被覆は、複雑形状に均一に被覆出来ることや、フッ素の含有量の調整が容易であるという観点からはプラズマCVD法が好ましい。DLC薄膜は、基材となるポリオレフィン部材を真空装置内に挿入し、水素等のキャリアガスと炭素源となるメタン、エタン、等のパラフィン系の他、エチレン等を導入したガスをイオン化させて、部材の表面にDLC薄膜を形成するが、DLC被覆の雰囲気中におけるフッ素の部分添加は、フッ素を含むガス、例えば六フッ化炭素、等をャリアガス及び炭素源ガスを同時に装置内に導入してフッ素を含有する領域を有するDLC薄膜が得られる。
画像

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研究分野
  • 医用素材
  • ポリオレフィン
展開可能なシーズ 従来のDLC(ダイヤモンド様炭素)薄膜は、薄層で、高い硬度と耐摩耗性を有するが、DLC薄膜内にSP2(グラファイト構造)に対してSP3結合(ダイヤモンド構造)が多く含まれると、薄膜内での凝集力が強いため応力を受けた場合に基材との界面で破壊する、いわゆる、界面破壊によりDLC薄膜が剥離する傾向がある。ポリオレフィン部材の表面にフッ素を含有するDLC薄膜を施すことにより、ポリオレフィン部材に接着剤を用いることによってポリオレフィン部材同士、又はポリオレフィンと他の素材との強力な接着力を有する製品を得る。
ポリオレフィン部材の表面にプラズマCVDによりフッ素濃度が0~100容積%のDLC薄膜を被覆することによりポリオレフィン部材同士、及びポリオレフィン部材と他の材質の部材との接着性が著しく改善されたポリオレフィン部材が得られる。
用途利用分野 ポリオレフィン部材、体内埋め込み医療器、食品関連材料、医療関連材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人慶應義塾, . 堀田 篤, 星田 隆, 坪根 大, 中村 佑真, . DLC膜で被覆の接着性改善ポリオレフィン部材. 特開2008-120077. 2008-05-29
  • B32B   9/00     
  • C30B  29/04     

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