TOP > 技術シーズ検索 > コラーゲン医薬組成物及びその製造方法

コラーゲン医薬組成物及びその製造方法

シーズコード S130011251
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 児島 千恵
  • 西阪 瑛子
  • 末廣 智幸
技術名称 コラーゲン医薬組成物及びその製造方法
技術概要 図2に示すようにヒドラゾン結合を介して抗癌剤であるアドリアマイシン(ADR)と結合した生体適合性高分子化合物(PEG-PAMAM-N-ACR)は、pH7.4でADRは20%以下しか放出されないが、pH5.5で80%以上放出された。薬物中の官能基と、生体適合性高分子化合物中のアミノ基などの官能基とが化学結合、又は静電相互作用、疎水性相互作用などによる物理結合により結合して複合化した生体適合性高分子化合物と、基材としてのコラーゲンとの混合した医薬組成物を用いることにより、癌の温熱療法を行う際の患部の温度(40~42℃程度)や酸性小胞内のpH(pH5~6)等で結合が切れ、癌細胞が存在する部位で特異的に薬物を放出でき、薬物がコラーゲンから漏れ出して正常細胞に影響を及ぼすことを回避できる。そのため、副作用が少ない薬物の送達が可能となる。本発明は、前記の薬物と複合した生体適合性高分子化合物と基材としてのコラーゲンとを含む医薬組成物以外に、薬物と複合した生体適合性高分子化合物を基材としてのコラーゲンと混合し、得られる混合物をゲル化させることを含む、前記の医薬組成物を製造する方法をも提供する。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2009-061573.gif
研究分野
  • 腫ようの薬物療法
  • 生物薬剤学(基礎)
展開可能なシーズ 癌の治療に関して、化学療法薬物を分散させたコラーゲン組成物を、腫瘍部位、その周囲又は腫瘍を除去したあとの組織に注入して、該薬物を含む組成物を組織に付着させて薬物を組織に送達する方法がある。しかし、コラーゲンは繊維状タンパク質であり、薬物が網目構造から外れて漏れ出し、正常な細胞に接触してしまう。通常、抗癌剤のような薬物は、正常細胞にとっては毒性が高いので、従来の組成物を用いることにより副作用が発生してしまうという問題が発生している。薬物が漏れ出して正常細胞に影響を及ぼすことを回避できるコラーゲンゲル医薬組成物及びその製造方法を提供する。
本発明の医薬組成物は、正常細胞にとって有害な抗癌剤のような薬物が、癌細胞が存在する部位で特異的に放出され、正常細胞が存在する部位では放出されにくいので、副作用が少ない薬物の送達を可能にする。また、生体適合性高分子化合物と薬物との複合を癌細胞の内部で特異的に切断されるものとすれば、より特異的に癌細胞にのみ薬物を送達できる。
用途利用分野 抗癌剤、薬物が中から漏れ出しにくいコラーゲンを含む医薬組成物製造システム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 公立大学法人大阪府立大学, . 児島 千恵, 西阪 瑛子, 末廣 智幸, . コラーゲン医薬組成物及びその製造方法. 特開2009-263339. 2009-11-12
  • A61K  47/48     
  • A61K  47/42     
  • A61K  47/30     
  • A61K  45/00     
  • A61K   9/06     
  • A61P  35/00     
  • A61K  47/34     

PAGE TOP