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光分解性ヘテロ二価性架橋剤

シーズコード S130011267
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 山口 和夫
  • 中西 淳
技術名称 光分解性ヘテロ二価性架橋剤
技術概要 図3に示すように光分解性基を介してアミノ化基板をアジド-ポリエチレングリコール(Azide-PEG)で修飾した新規ケージド基板を作成した。図7に示すようにPEG修飾基板ではPEGの存在により細胞接着は抑制されているが、円形領域に光照射を行なうと、図3の右端に示すようなアミノ基の出現によりその領域への選択的な細胞接着が認められた。このように一方の末端にアジドと反応するアルキン、又は、アルキンと反応するアジドを含み、他末端にアミン反応性基又はチオール反応性基を含み、これら両反応性基の間に光分解性基を設けた光分解性ヘテロ二価性架橋剤は、一方の末端に設けられたアルキン又はアジドは、クリックケミストリーの相手であるアジド又はアルキンに選択的に反応し、他方の末端に設けたアミン反応性基又はチオール反応性基により、アミンやチオールを選択的に反応させることが可能となり、反応させる順序を異ならせても、反応する反応性基が異なることがなくなる。フォトマスクを用いた光照射を行えばプロテインチップ、DNAチップを作成することができる。
画像

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研究分野
  • 脳・神経系モデル
  • ニューロコンピュータ
展開可能なシーズ タンパク質やDNAを基板上に固定したプロテインチップやDNAチップなどの調製等に有用な光分解性ヘテロ二価性架橋剤中の2つの反応性基はそれぞれ選択的に別の官能基と反応させるが、反応させる順序が決まっている。反応順序に依存しない光分解性ヘテロ二価性架橋剤の開発が望まれている。選択性の優れた光分解性ヘテロ二価性架橋剤を提供する。
同一分子内に、アジド反応性基(アルキン)又はアルキン反応性基(アジド)と、アミン反応性基又はチオール反応性基とを同一分子内に光分解するスペーサを介する光分解性ヘテロ二価性架橋剤を使用することにより、反応させる順序を異ならせても反応する反応性基が異なることは無い。この光分解性ヘテロ二価性架橋剤で基板を修飾し、フォトマスクを用いた光照射を行えばプロテインチップ、DNAチップを作成することができる。また光分解性ポリマーフォームやナノポーラス材などへの応用も期待できる。その他、様々な機能性分子を固定できる感光性微粒子の作製への応用も期待できる。
用途利用分野 DNAチップ、プロテインチップ、光分解性ポリマーフォーム、ナノポーラス材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人神奈川大学, 国立研究開発法人物質・材料研究機構, . 山口 和夫, 中西 淳, . 光分解性ヘテロ二価性架橋剤. 特開2010-260831. 2010-11-18
  • C07D 207/46     
  • C07D 207/452    
  • C07D 491/18     

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