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蛋白質の分解方法

シーズコード S130011285
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 赤坂 一之
技術名称 蛋白質の分解方法
技術概要 加圧下における蛋白質の態様について研究を重ねた結果、通常の条件下では蛋白質分解酵素によるプロテオリシスが困難である蛋白質または蛋白質集合体を、蛋白質分解酵素の存在下で加圧することにより、これらの蛋白質が分解される新たな機構を見出した。すなわち、本発明の蛋白質の分解方法では、常圧下においてプロテオリシス抵抗性の蛋白質または蛋白質集合体を加圧下で酵素の存在下で分解する。前記プロテオリシス抵抗性の蛋白質集合体は、同一または異なる蛋白質単体が会合した蛋白質集合体であってもよい。難分解性の蛋白質を効率的に分解する新たな機構では、前記加圧により、分解されるべき蛋白質の配座異性体の構造(立体構造)を変化させる、および/または分解されるべき蛋白質集合体を蛋白質単体に解離させ、さらに配座異性体(立体構造)の構造を変化させる。図1から、圧力が1bar(0.1MPa)では、ユビキチンの分解はほとんど起こらなが、圧力が500bar(50MPa)で、分解し始め、圧力の上昇とともに、ユビキチン分子の減少が続く。圧力が2000bar(200MPa)で、ユビキチンのバンドはほぼ完全に消滅し、ユビキチンが分解される。
画像

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研究分野
  • 蛋白質・ペプチド一般
展開可能なシーズ 蛋白質集合体の中でも多くの神経変性疾患やアミロイド疾患では、その病態から、配座異性化した蛋白質分子の線維状集合体の蓄積が病因と関わっていると考えられている。これらの線維状集合体は、通常の蛋白質分解酵素によるプロテオリシスが極めて困難である。したがって、通常の条件下で蛋白質分解酵素によるこれらの蛋白質または蛋白質集合体を効果的に分解することが重要となる。すなわち、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、通常の条件下で蛋白質分解酵素によるプロテオリシスが困難である蛋白質または蛋白質集合体を効果的に、ペプチドまたはアミノ酸に分解する方法を提供することにある。
本発明の蛋白質の分解方法を用いて、従来酵素で分解できない、または困難とされていたさまざまな蛋白質や蛋白質集合体を、加圧によって、酵素を用いた温和な条件下で分解することができる。この方法を、例えば、食品の安全性・栄養価・消化性の向上、疾患の原因となる異常化蛋白質集合体・ウイルス等の除去、医療用器具・廃棄物等に付着した難分解性蛋白質の除去などに利用することができ る
用途利用分野 食品加工システム、医療用器具・廃棄物処理システム、ウイルス除去装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人近畿大学, . 赤坂 一之, . 蛋白質の分解方法. 特開2010-279313. 2010-12-16
  • C12P  21/06     
  • A23J   3/34     

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