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疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法

シーズコード S022000157
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 小松 優
研究者所属機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
研究機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
技術名称 疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法
技術概要 この新技術は金属イオンや有害物質を効率良く分離し高純度の金属イオンを得ることを目的とした分離、分配方法に関するものである。通常のゲル状珪酸に長鎖の炭化水素(炭素数6-18)を負荷することにより、疎水性ゲルを合成した。この疎水性ゲルを水溶液と有機相の2相系(従来の溶媒抽出系)に添加した場合、有機相中に分散する。この3相系(水相-有機相-疎水性ゲル相)間で金属イオンを分配させる事により、類似の性質を持つ金属イオン間の分離を行う事ができる。水溶液中に溶存させた金属イオンは、溶媒抽出剤を加えた有機相に一部抽出される。この有機相中に抽出された金属イオンは、有機相内に分散された疎水性ゲルと反応し、抽出能は格段に増加する。また、複数の金属イオンを水相中に溶存させた場合、金属イオン間の分離能は、従来の溶媒抽出法よりも格段に増加する。
従来技術、競合技術の概要 従来の代表的分離法はイオン交換法及び溶媒抽出法であるが、分離が最も困難とされる希土類金属イオン間分離では、溶媒抽出法でのみ分離能が発現する。この抽出系に第3相である疎水性ゲルを加える事により、分離能は著しく向上する。
研究分野
  • 吸着の電子論
  • 無機物質中の元素の電気分析
展開可能なシーズ (1)水溶液中の金属イオンを、ゲルが溶存する有機相へ効率良く抽出できる金属イオン抽出分離法
(2)類似の性質を持つ同族金属イオンを分離する事ができる金属イオン抽出分離法
(3)従来法であるイオン交換法等と比べ、反応速度が極めて速い金属イオン抽出分離法
用途利用分野 高純度金属イオン抽出の分離
重金属類の分離捕獲
環境汚染物質の検知
関連発表論文 (1)小松優, 佐々木高義, 鶴房繁和, 梅谷重夫. 種々の分離法によるアルカリ土類金属イオン分離. 日本イオン交換研究発表会講演要旨集. vol.15th,1999,p.35.
(2)安田利恵, 山崎咲恵子, 古寺順一, 国仙久雄, 小松優. 疎水性ゲル状分離イオン対抽出系における希土類金属イオンの分離効果. 日本イオン交換研究発表会講演要旨集. vol.15th,1999,p.34.
(3)松沢陽子, 石原千愛, 牧野由岐, 飯山真充, 国仙久雄, 小松優, 鶴房繁和, 久保埜公二, 平山直紀. 配位子置換反応の速度差を利用した遷移金属イオンの相互分離に関する基礎検討. 日本分析化学会年会講演要旨集. vol.50th,2001,p.320.
(4)山崎咲恵子, 古寺順一, 安田利恵, 国仙久雄, 小松優. 疎水性ゲル状分離材抽出分離に及ぼすアルキル基の効果. 日本分析化学会年会講演要旨集. vol.49th,2000,p.81.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人物質・材料研究機構, . 小松 優, 國仙 久雄, . 疎水性ゲルによる金属イオン抽出分離法. 特開2001-104704. 2001-04-17
  • B01D  11/04     

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