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粒間スペースが長くなった形質転換植物

シーズコード S130011527
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 森 昌樹
  • 中川 仁
  • 七夕 高也
技術名称 粒間スペースが長くなった形質転換植物
技術概要 SG1をノックダウン(KD)するイネを作製することにより、過剰発現体と逆の表現型が認められるかどうか調べることにした。SGL2はSG1と同様の機能を持っている可能性があるので、SG1とSGL2の2つの遺伝子を同時にKDするイネを作製することにした。SG1の3’非翻訳領域300bp及びSGL2の3’非翻訳領域420bpを用いてRNAi用ベクターpANDASGL2SG1iを作製した(図3)。このプラスミドを用いてアグロバクテリウム法でイネを形質転換し、SG1及びSGL2を同時にノックダウンするイネSG1SGL2RNAiを作製した。SG1及びSGL2は葉ではほとんど発現していないため、出穂後1-3日目位に開花前の頴花と枝梗をサンプリングして発現レベルを調べた。SG1SGL2RNAi-2,4は確かにSG1及びSGL2の発現レベルが野生型(WT)より低下しており、種子の長さは逆に長くなっており、粒間スペースも長くなっていた。更に種皮をむいた玄米の長さも長くなっていた。以上のことからSG1とSGL2の両方の発現を抑制することにより、粒長及び粒間スペースを長くできることが示された。
画像

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研究分野
  • 稲作
展開可能なシーズ 本発明の目的は、散穂(穂が疎ら)である植物(粒間スペースが増加した植物)を提供することにある。より具体的には本発明は、粒間スペースが増加した植物の製造方法、粒間スペースが増加した植物を再生し得る細胞、該細胞より再生された粒間スペースが増加した植物体などを提供することである。
本発明により、散穂(穂が疎ら)である形質転換植物(粒間スペースが長くなった形質転換植物)が提供された。イネ科のソルガム等では散穂になると、鳥が止まりにくくなり、鳥害の被害が減少することが知られている。従って本発明の粒間スペースが増大した形質転換植物は、農業上有用である。
用途利用分野 イネ、ソルガム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 森 昌樹, 中川 仁, 七夕 高也, . 粒間スペースが長くなった形質転換植物. 特開2011-182760. 2011-09-22
  • C12N  15/09     
  • A01H   1/00     
  • A01H   5/00     
  • C12N   5/10     

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