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コーヒー粕あるいは茶殻を原料とした還元力を備えた水溶性鉄供給剤

シーズコード S130011589
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 森川 クラウジオ 健治
  • 篠原 信
技術名称 コーヒー粕あるいは茶殻を原料とした還元力を備えた水溶性鉄供給剤
技術概要 コーヒー粕を用いて、赤玉土に含まれる三価鉄を二価鉄イオンに還元して可溶化する実験を行った。1200gの赤玉土を800gのコーヒー粕と混合し、その倍の重量の水を添加混合し、60℃で一晩静置することで反応させた。なお、対照として、1.2gの赤玉土のみを1Lの水に懸濁した溶液を調製した。その結果、試料1-1(コーヒー粕・赤玉土懸濁溶液)からは二価の鉄イオンが検出され、コーヒー粕の成分は赤玉土に含まれる三価の鉄を二価の鉄イオンに還元し、水に可溶な状態で長期間(44日間)安定して維持できることが示された。これに対して、試料1-3(クエン酸・赤玉土懸濁溶液)からは二価の鉄イオンは検出されず、クエン酸(二価鉄イオンのキレート作用がある)は赤玉土中の三価の鉄を二価の鉄イオンに還元、水溶化することが(同様の製造方法をとった直後であっても)できないことが示された。また、対照である試料1-2(赤玉土懸濁溶液)からも、二価の鉄イオンは検出されなかった。アルカリ土壌のみで栽培したポットでは鉄欠乏症状が強く表れたが、コーヒー粕と鉄の反応生成物を添加したポットではイチゴは健全に生育することが示された。
画像

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研究分野
  • 作物栽培一般
展開可能なシーズ 本発明の目的は、天然物由来の原料を用いて、鉄イオンが不溶化しやすいアルカリ条件においても水溶性の鉄イオンを長期間安定供給できる鉄供給剤を製造することを課題とする。さらに、本発明は、人体の摂取に安全な原料のみを用いて、水溶性の鉄イオンを供給できる鉄供給剤を製造することを課題とする。
本発明は、鉄供給原料に三価の鉄を用いて、鉄イオンが不溶化しやすいアルカリ条件においても水溶性鉄イオン(具体的には二価の鉄イオン)を長期間安定維持できる水溶性鉄供給剤を製造することを可能とする。さらに、本発明は、金属イオン可溶化成分の供給原料として、コーヒー粕や茶殻を用いることによって、さらに安価に水溶性鉄供給剤を製造することを可能とする。
用途利用分野 植物栽培用鉄供給剤、土壌改良剤、経口鉄供給剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 森川 クラウジオ 健治, 篠原 信, . コーヒー粕あるいは茶殻を原料とした還元力を備えた水溶性鉄供給剤. 特開2011-211913. 2011-10-27
  • A01G   7/06     
  • A01G  31/00     
  • C05D   9/02     
  • A23L   1/304    
  • A23L   1/30     
  • A61K  47/46     
  • A61K  33/26     
  • A61K   9/08     

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