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ヒト幹細胞を肝細胞へと分化誘導する化合物

シーズコード S130011653
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 汐田 剛史
  • 森本 稔
  • 星川 淑子
  • 松本 則子
  • 松見 吉朗
  • 手塚 祐太
  • アン アフィダ アスラ
  • 新垣 雄大
技術名称 ヒト幹細胞を肝細胞へと分化誘導する化合物
技術概要 本発明は、間葉系幹細胞の肝細胞への分化誘導剤、該肝細胞分化誘導剤を用いる肝細胞の生産方法を提供するものであり、該生産方法を使用した肝細胞、肝組織および肝臓を提供するものである。本発明の分化誘導剤は、図1に示した化学式で表されるヘキサクロロフェンやケルセチン、イオノマイシンなどのWnt/β-カテニン経路を抑制する有機低分子量化合物の一種類以上の化合物またはその類縁体を含むものであり、間葉系幹細胞を処理する工程で、間葉系幹細胞におけるアルブミン、C/EBPα、CYPA1/A2およびAFPからなる群から選ばれる1種以上の蛋白質の発現を誘導するものである。骨髄由来細胞(UE7T-13細胞)をヘキサクロロフェンで処理した場合の結果を、図2に示した。結果は、ヘキサクロロフェンによる骨髄由来細胞処理で、Wnt/β-cateninシグナルは有意に抑制されていることを示した。図3に、ヘキサクロロフェンによる肝細胞分化誘導の電気泳動写真を示した。ヘキサクロロフェンによる処理の結果、肝細胞への分化誘導の代表的な指標であるアルブミン、AFP、GSなどの発現量は、いずれもコントロールにくらべて増大していた。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 消化器疾患の治療一般
展開可能なシーズ 本発明の目的は、間葉系幹細胞から肝細胞への分化を誘導する有効な低分子化合物を選択し、間葉系幹細胞から肝細胞への分化効率に優れており、かつ、Wnt/β-カテニン経路を抑制する有機低分子量化合物を含む、安全な幹細胞分化誘導剤、および該幹細胞分化誘導剤を用いた幹細胞分化誘導システムを提供することである。
本発明によれば、Wnt/β-カテニン経路を抑制する有機低分子量化合物を用いるので、蛋白製剤や核酸製剤に比べ安定性・安全性などの面で優れており、間葉系幹細胞から肝細胞への分化誘導を効率よく安全に行うことができので、再生医療用の肝組織または肝臓として好適に使用できる。
用途利用分野 肝細胞分化誘導剤、Wnt/β-カテニン経路抑制剤、肝細胞分化誘導システム、再生医療用肝組織
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人鳥取大学, . 汐田 剛史, 森本 稔, 星川 淑子, 松本 則子, 松見 吉朗, 手塚 祐太, アン アフィダ アスラ, 新垣 雄大, . ヒト幹細胞を肝細胞へと分化誘導する化合物. 特開2011-219435. 2011-11-04
  • A61K  31/055    
  • A61K  31/352    
  • A61K  31/341    
  • A61K  31/265    
  • A61P  43/00     
  • A61P   1/16     
  • C12N   5/0775   

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