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任意空間への磁気誘導方法

シーズコード S022000187
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 小林 猛
研究者所属機関
  • 名古屋大学 大学院工学研究科
研究機関
  • 名古屋大学 大学院工学研究科
技術名称 任意空間への磁気誘導方法
技術概要 この技術は磁気に感応する物体を所望の位置に非接触・遠隔操作で移動する方法であり、医療などでの利用を想定する。この技術では、磁場の設定を工夫することで、空間の任意の箇所の磁束密度を高められることと目的物体を誘導できることを示した。構成例を図に示すが、13と14は上下に配された一対の磁石、15と11は13の左右方向に配された磁石、16と12は14の左右方向に配された磁石で、17はこれら磁石(11~16)に囲まれた空間に配された磁石である。この構成では空間中心に配された磁石17の極は同種の極で囲まれており、外側を構成する磁石(11~16)を移動させて17を移動させ得る。このように構成することによって、3次元的に配置した複数の磁石で形成される空間の中心部で磁束密度を最大となし得る。このため、この空間内の任意の位置に磁気感応物を配置することによって、この磁気感応物に空間中心へ向けて常に大きな磁力を作用させることができるものである。
画像

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従来技術、競合技術の概要 これまで医療分野において、磁力によってある薬剤を空間に誘導方法が提案されているが、適応範囲は非常に制限されており、空間の任意の部位に薬剤を誘導できるという報告はない。つまり薬剤標的療法において、薬剤を人体の表面に埋設して、この薬剤を人体外部に配置した磁石から発生した磁力によって、遠隔誘導する表面療法に限られていた。しかし、磁石配置によって磁石表面からの距離が大きくなると磁力が急激に低下し、人体の奥深くに埋設した場合、磁石から大きな磁力を及ぼすことができなくなるという困難があった。つまるところ、従来の薬剤標的療法は人体の表面治療だけに用いられ、広範な治療に対して用いることができなかった。
研究分野
  • 電磁気学一般
  • 医療用機器装置
展開可能なシーズ (1)物体を非接触で移動できる磁石配置方法及び磁気誘導方法
(2)移動目的箇所を任意に設定できる磁石配置方法及び磁気誘導方法
用途利用分野 医療分野、薬剤、手術装置の患者への移動
電子機械産業分野、マイクロマシンの空間移動方法
関連発表論文 (1)水上暁史, 作田健, 小林猛. ActiveNoiseControlを用いたOpen‐SQUID心磁計測システム. 応用物理学関係連合講演会講演予稿集. vol.49th,no.1,2002,p.280.
(2)新海政重, 瀧千智, 本多裕之, 小林猛. 薬剤磁気誘導における磁場の最適化. 化学工学会秋季大会研究発表講演要旨集. vol.33rd,2000,p.1188.
(3)新海政重, 小林猛. バイオテクノロジーにおける粉体技術機能性磁性微粒子を用いた磁気センシング. 粉体と工業. vol.32,no.11,2000,p.21‐26.
(4)新海政重, 大島晶, 柳瀬貢, 内山剛, 本多裕之, 小林猛, 毛利佳年雄, 若林俊彦, 吉田純. バイオメディカル機能性磁性微粒子を用いた脳病変部に対する新しい磁気センシング法の開発. 化学工学論文集. vol.24,no.2,1998,p.174‐178.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人名古屋大学, . 小林 猛, 新海 政重, 本多 裕之, 瀧 千智, . 磁石配置方法及び磁気誘導方法. 特開2001-250715. 2001-09-14
  • H01F   7/02     
  • A61M  37/00     
  • B60L  13/04     
  • B61B  13/08     

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