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アナベナセンサリーロドプシンを利用したタンパク質発現法

シーズコード S130011788
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 須藤 雄気
  • 本間 道夫
  • 入枝 泰樹
技術名称 アナベナセンサリーロドプシンを利用したタンパク質発現法
技術概要 藍藻の一種であるアナベナの光受容蛋白質(アナベナセンサリーロドプシン、以下「ASR」と略称することがある)に着目した。ASRはビタミンAのアルデヒド型であるレチナールを発色団にもつタンパク質で、550nm付近の光を吸収する。ASRが光依存的にタンパク質の増減を制御できる可能性に注目し、光依存的にタンパク質発現制御が可能なタンパク質発現系の構築を試みた。具体的には、モデル生物であり且つタンパク質発現用の宿主として汎用性が高く、しかも光受容蛋白質を基本的には有しない大腸菌の中でASRを発現させるとともに、アナベナの各種色素タンパク質のプロモーター領域の下流にレポータータンパク質を連結させたプラスミドDNAを導入し、光照射によるレポータータンパク質の発現変化を調べた。その結果、フィコシアニン色素オペロンのプロモーター領域を利用した場合にはASRの励起波長の光の照射によってレポータータンパク質の発現量を増大できることが実証された。一方で、フィコエリスリン色素オペロンのプロモーター領域を利用すれば、同様の光照射によってレポータータンパク質の発現量を顕著に減少できることが明らかとなった。
画像

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研究分野
  • 遺伝子発現
展開可能なシーズ 本発明は、所望のタンパク質の発現量を制御可能なタンパク質発現系であって、発現量の正の制御(タンパク質量の増大)にも負の制御(タンパク質量の減少)にも利用できることに加え、発現量の時間的な制御も行え、しかも発現量の空間的な制御にも利用可能なタンパク質発現系及びその用途等を提供することを目的とする。
本発明によれば、望む時間に(時間的な制御)、望む場所で(空間的な制御)特定のタンパク質を発現させることができる。従って、タンパク質生産手段やタンパク質の機能解明用ツールとしてはもちろんのこと、創薬(タンパク質の相互作用に基づくスクリーニング法への応用など)やタンパク質を利用した医療(生体の特定の部位へのタンパク質の送達・発現など)のためのツールとしても有用 である。
用途利用分野 タンパク質の機能解明用ツール、創薬ツール、医療用ツール
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人名古屋大学, . 須藤 雄気, 本間 道夫, 入枝 泰樹, . アナベナセンサリーロドプシンを利用したタンパク質発現法. 特開2012-039885. 2012-03-01
  • C12N  15/09     
  • C12N   1/21     
  • C12N   1/13     

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