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アゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法

シーズコード S130011830
掲載日 2013年6月7日
研究者
  • 橘 燦郎
  • 大森 元樹
  • 伊藤 和貴
技術名称 アゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法
技術概要 アゾ染料分解剤は、白色腐朽菌からの粗酵素が、Tween80、MnSO、およびHを含む外膜で内包された固定化酵素を含有し、このアゾ染料分解剤を用いてアゾ染料を分解する。この分解時において、分解時の振とう速度は、おおむね10~150rpmの範囲内に制御される。また、このアゾ染料分解剤をバイオリアクターに充填してアゾ染料を分解するものであり、分解対象であるアゾ染料含有物をバイオリアクターに循環させるときの流速は、おおむね0.5mL/min以上に制御されている。このアゾ染料分解剤に用いる白色腐朽菌は、例えばヒラタケ科、コウヤクタケ科、タコウキン科、カワタケ科などに属する微生物が挙げられる。また、粗酵素は、白色腐朽菌を所定の栄養培地にて培養した後、緩衝液を加えて抽出した後の抽出液中に含まれており、基本的にマンガンペルオキシダーゼ(MnP)活性、ラッカーゼ(Lac)活性、カテコール1,2-ジオキシゲナーゼ活性を有している。
画像

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研究分野
  • 分離法
  • 流体処理
展開可能なシーズ 合成染料であるアゾ染料は、アゾ基によって二つの有機基が連結されたアゾ化合物で構成され、比較的安定であり、容易に分解され難いほか、有毒であり、環境中への流出が大きな環境問題となっている。このような難分解性のアゾ染料を分解するために、白色腐朽菌由来の粗酵素を用いた場合、白色腐朽菌は環境負荷に最も敏感な微生物であるために、白色腐朽菌由来の粗酵素を、固定化することなく直接、アゾ染料で汚染された廃水や土壌などに用いると、環境条件などによっては所望の分解能が有効に発揮されない場合があった。そこで、環境条件にかかわらずアゾ染料を効率よく分解可能な技術を提供することにある。
アゾ染料分解能を有する白色腐朽菌由来の粗酵素が、適切な成分を有する外膜で内包(固定)されているため、環境条件などにかかわらずアゾ染料を効率よく分解(脱色)することができる。その結果、例えば繊維工場や染色工場などから排出されるアゾ染料含有廃液の工業的規模での浄化を、短時間で効率よく行なうことができる。この技術は、繊維、製紙、食品など様々な産業分野に利用することができる。
用途利用分野 アゾ染料分解剤、アゾ染料分解装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人愛媛大学, . 橘 燦郎, 大森 元樹, 伊藤 和貴, . アゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法. 特開2012-040497. 2012-03-01
  • C02F   1/00     
  • C09K   3/00     
  • C02F   1/58     
  • C12N   1/14     
  • C12N   1/00     

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