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胎盤停滞の発生予測法

シーズコード S130011900
掲載日 2013年6月10日
研究者
  • 鎌田 八郎
  • 松井 義貴
  • 小山 毅
  • 中村 正明
  • 南橋 昭
技術名称 胎盤停滞の発生予測法
技術概要 図1から分るように分娩誘起剤PGF2α製剤のみで分娩誘起し、DELFIA Estradiol測定キット等の抗原抗体反応を用いてPGF2α製剤投与前の血中エストラジオール17β濃度を測定したところ、胎盤停滞にならなかった牛は胎盤停滞になった牛と比べて高い値を示すことを見い出した。更に検討を続け、「ウシ等の非ヒト哺乳動物において、分娩誘起前の血中エストラジオール17β濃度が120pg/ml以下である場合に胎盤停滞が発生する。ウシ等の非ヒト哺乳動物において、PGF2α製剤とデキサメタゾンの併用投与による分娩誘起において、分娩誘起開始(PGF2α製剤投与時を分娩誘起開始とする)から分娩までの時間が30時間以上である場合に、胎盤停滞が発生する。」と予測することができることが分り、本発明に至った。本発明は、分娩誘起前の非ヒト哺乳動物において血中エストラジオール17β濃度を測定する工程及び/又は非ヒト哺乳動物において分娩誘起開始から分娩までの時間を測定する工程を含む、分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法である。
画像

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研究分野
  • 性ホルモン
  • 繁殖管理
展開可能なシーズ ウシ等の家畜の分娩誘起処置は、希望日に分娩をさせたい場合、胎子過大を防ぎたい場合、及び分娩予定日を過ぎても分娩しない場合に行われる。しかし、分娩後12時間以上の胎盤停滞が高い確率で発生する。そのとき、治療目的での抗生物質の投与による乳汁廃棄、授精の遅れによる繁殖成績の悪化が生じる。畜主は胎盤停滞発生を承知で分娩誘起を行うか、難産を承知で分娩誘起処置を行わないかを選択せざるを得ない。胎盤停滞の発生を予測することができれば、安心して選択することができる。本発明は、分娩誘起後における胎盤停滞の発生を予測する方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、分娩誘起後の胎盤停滞の発生を予測することができ、畜産分野において家畜に対して分娩誘起処置を行うか否かを安全に選択することができる。また、本発明により胎盤停滞が予測されない場合には分娩誘起処置を安心して選択でき、一方、胎盤停滞が予測される場合には、分娩誘起を行わないことを選択するか、あるいは分娩誘起を行った場合でも分娩後に早期に治療を行うことができ、胎盤停滞の程度を軽減できる。
用途利用分野 分娩誘起牛の胎盤停滞発生予測装置、家畜の分娩、胎盤停滞の治療薬
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, . 鎌田 八郎, 松井 義貴, 小山 毅, 中村 正明, 南橋 昭, . 胎盤停滞の発生予測法. 特開2012-046471. 2012-03-08
  • G01N  33/74     

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