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鱗翅目昆虫由来のBt毒素抵抗性遺伝子およびその利用

シーズコード S130011908
掲載日 2013年6月10日
研究者
  • 宮本 和久
  • 野田 博明
  • 渥美 省吾
  • 山本 公子
  • 瀬筒 秀樹
  • 和田 早苗
技術名称 鱗翅目昆虫由来のBt毒素抵抗性遺伝子およびその利用
技術概要 カイコの82kbpのゲノム領域から、Cry毒素に対する抵抗性遺伝子BGIBMGA007792-93を同定し、この遺伝子がコードするタンパク質のアミノ酸配列の234位におけるTyr(チロシン)の挿入の有無が、カイコにおけるCry毒素に対する抵抗性に影響を与えることを見出した。さらに、抵抗性系統(7系統)・感受性系統(10系統)における、BGIBMGA007792-93のタンパク質のアミノ酸配列の比較により、234位のTyrの挿入が抵抗性系統に共通な配列として見出した。BGIBMGA007792-93遺伝子がBt抵抗性遺伝子であることを裏付けるため、抵抗性カイコ系統に対する感受性型のBGIBMGA007792-93遺伝子の導入実験を行った。その結果、感受性型のBGIBMGA007792-93遺伝子が導入された抵抗性カイコ系統が、Cry毒素に対する感受性を獲得すること明らかにした。
画像

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研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
展開可能なシーズ Cry毒素に対して抵抗性を示す鱗翅目昆虫由来の遺伝子を同定する方法を提供する。さらに、同定した抵抗性遺伝子を利用して、殺虫性タンパク質に対して抵抗性を示す鱗翅目昆虫を育種すること、および同定した抵抗性遺伝子を指標として、殺虫性タンパク質に対して抵抗性を示す鱗翅目昆虫の遺伝子診断を提供する。
Cry毒素に対する感受性および抵抗性を決定するBGIBMGA007792-93遺伝子が同定され、遺伝子の染色体上の位置および構造が解明できた。同定されたBGIBMGA007792-93遺伝子を利用すれば、鱗翅目昆虫の感受性および抵抗性を簡便に判定することが可能である。また、BGIBMGA007792-93遺伝子をマーカーとして利用することにより、殺虫性タンパク質に抵抗性のカイコ系統を効率的に育種することが可能である。こうしてカイコに抵抗性を付与することにより、カイコの飼育期間中でも、Cry毒素を含む殺虫剤を桑園に散布して、害虫防除を行うことが可能となる。
用途利用分野 Cry毒素に対して抵抗性を示す鱗翅目昆虫由来の遺伝子
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 宮本 和久, 野田 博明, 渥美 省吾, 山本 公子, 瀬筒 秀樹, 和田 早苗, . 鱗翅目昆虫由来のBt毒素抵抗性遺伝子およびその利用. 特開2012-065582. 2012-04-05
  • C12N  15/09     
  • C12N  15/113    
  • A01K  67/033    
  • C12Q   1/68     
  • C12N   5/10     

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