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フタロシアンニンを側鎖に持つ発光材料及びその製造方法

シーズコード S130011936
掲載日 2013年6月10日
研究者
  • 石丸 雄大
  • 鎌田 憲彦
  • 幡野 健
  • 福田 武司
技術名称 フタロシアンニンを側鎖に持つ発光材料及びその製造方法
技術概要 三口ナスフラスコに撹拌子とNi(II)トリス-t-ブチル-4-アリルフタロシアニンを入れた。リフラックス管、滴下ロート、セプタムを取り付け、アルゴン置換した。テトラヒドロフランをセプタムより加え、スパイヤ触媒を数的加えた。メチルジクロロシランにテトラヒドロフランを滴下した。3時間リフラックスさせた後、減圧蒸留し、トルエンを加えた。三口ナスフラスコにメカニカルスターラー、アリーン冷却機セプタムを取り付けた。ナトリウムを入れて、アルゴン置換を行った。トルエンをセプタムより加えて、リフラックスさせた。メカニカルスターラーを高速回転させ、ナトリウムを砕いた。トルエンをシリンジでとり、ヒドロシリル化したフタロシアニンとジメチルジクロロシランを加えた。3時間加熱撹拌の後、ガラスフィルターでろ過した。ろ液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒留去し、テトラヒドロフランに溶かして撹拌しながら水に滴下し、再沈殿を行った。得られたNiフタロシアニン化合物は波長337nmを中心とした発光特性を示した。
画像

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研究分野
  • 八員環以上の複素環化合物
  • 有機化合物のルミネセンス
展開可能なシーズ 金属フタロシアニンは、様々の光材料に用いられてきたが、蛍光物質として機能する分子は亜鉛フタロシアンニン及びフタロシアニンフリーベースのみであり、他の金属フタロシニンを発光材料として利用することは不可能であった。本発明は、フタロシニンをベースにした新たな発光材料を提供する。
ケイ素置換基を有すフタロシニン誘導体とジアルキルジクロロシラン、あるいはアルキルフェニルジクロロシランとをナトリウムの存在下反応させることにより、ケイ素含有オリゴマーを側鎖に有するフタロシニン化合物を合成できる。ポリシランはケイ素ケイ素間の結合に由来する発光が約340nm付近に見られることから、本材料は、有機EL等の発光材料として機能する効果を有する。主鎖のケイ素にフェニル基とメチル基が付いた高分子は有機溶媒可溶性を付与して、塗布法を使用することができる。大面積デバイスの開発に有利な特性である。このようにして、亜鉛フタロシアンニン以外のNiフタロシニンを発光材料として利用することができる。
用途利用分野 フタロシニン化合物、情報記録用色素剤、機能性色素剤、有機EL用発光剤、生体分子マーカー用発光剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人埼玉大学, . 石丸 雄大, 鎌田 憲彦, 幡野 健, 福田 武司, . フタロシアンニンを側鎖に持つ発光材料及びその製造方法. 特開2012-051860. 2012-03-15
  • C07F   7/10     
  • C07F   7/12     
  • C07F  15/04     
  • C07D 487/22     
  • C07B  61/00     

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