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ラクチドの製造方法

シーズコード S130012246
掲載日 2013年6月10日
研究者
  • 安孫子 淳
  • 石嶋 優樹
  • 鈴木 啓高
技術名称 ラクチドの製造方法
技術概要 ラクチド法において、乳酸オリゴマーを触媒存在下で解重合・環化(熱分解)してラクチドを生成させ、これを溜去させる方法で製造されている。その解重合・環化の際の触媒(解重合触媒)は、様々な金属や金属化合物が活性を有し、なかでもスズ化合物(代表にオクチル酸スズがある)好ましいとされている。しかし、オクチル酸スズは比較的揮発性が高いために、生成したラクチドに混入し易いという問題があった。本発明では、非金属の解重合触媒であれば、そのような問題が生じず、より効率良く、長期の連続運転が可能なラクチド製造プロセスを完成できると考え、有機オニウム塩が乳酸オリゴマーの解重合・環化にも高い触媒活性を示すことを見出した。L-乳酸またはD-乳酸のいずれか一方のみからなる光学活性乳酸オリゴマーを、有機オニウム塩を用いて解重合・環化させると、メソラクチドの生成を全く伴わず、よってラセミ化も全く生じず、高い化学純度・光学純度のラクチドが得られることを見出し、本発明は達成された。
画像

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研究分野
  • 脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸
展開可能なシーズ 本発明は、乳酸オリゴマーを特定の有機オニウム塩の存在下に減圧雰囲気で加熱することにより解重合・環化させるというラクチド製造法により、光学純度および化学純度高いのラクチドを得ることを目的とする。
乳酸を重縮合させた乳酸オリゴマーを解重合・環化してラクチドとし、これを開環重合して得たポリ乳酸は、機械的特性、物理的性質、化学的性質、更に環境性に優れ、医療用材料や、汎用樹脂代替等、様々な分野で注目されている。ポリ乳酸は光学純度が高いほど耐熱性などの点で優れた性能を持つが、本発明により、光学純度や化学純度の高い乳酸やラクチドの製造を可能とし、また長い製造工程や高い設備コスト及び製造コストの問題の改善に成功した。
用途利用分野 ラクチド合成方法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人京都工芸繊維大学, . 安孫子 淳, 石嶋 優樹, 鈴木 啓高, . ラクチドの製造方法. 特開2012-140383. 2012-07-26
  • C07D 319/12     

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