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細胞質不和合性阻害による糸状菌類へのウイルス導入方法

シーズコード S130012458
掲載日 2013年6月11日
研究者
  • 朴 杓允
  • 池田 健一
  • 井上 加奈子
  • 兼松 聡子
技術名称 細胞質不和合性阻害による糸状菌類へのウイルス導入方法
技術概要 糸状菌類への菌類寄生ウイルス導入方法は、下記(a)の糸状菌類に感染している導入対象の菌類寄生ウイルスを、下記(b)の糸状菌類に導入するにあたり、下記(a)及び(b)の糸状菌類を、亜鉛イオン存在下で共培養する方法である。ここに、(a)及び(b)の糸状菌類は、(a):導入対象の菌類寄生ウイルスが感染している二核菌亜界に属する糸状菌類、(b):(a)の糸状菌類に属するが細胞質不和合の関係にあり、導入対象の菌類寄生ウイルスが感染していない二核菌亜界に属する糸状菌類、である。糸状菌類は、分子系統学的に子嚢菌類又は担子菌類に属するものであって、(b)の糸状菌類が、(a)の糸状菌類と同一菌種のものである。また、亜鉛イオンは、塩化亜鉛又は硫酸亜鉛に由来するものであり、共培養が、0.4~2.5mMの亜鉛イオン存在下で行うものである。さらに、糸状菌類は、植物病原菌であり、寄生ウイルスが、植物病原菌によって引き起こされる植物に対する病原力を低下させるウイルスであり、糸状菌類が、白紋羽病菌又は紫紋羽病菌である。
画像

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研究分野
  • 菌類による植物病害
  • ウイルスによる植物病害
  • ウイルスの生化学
展開可能なシーズ 従来の方法では、菌類寄生ウイルスを糸状菌類に人為的に導入する際に利用できる菌種や菌株に大幅な制限があり、任意の菌種や菌株に菌類寄生ウイルスを導入できる汎用性の高い方法の開発が望まれていた。そこで、特定の菌種や菌株の種類に制限されることなく、二核菌亜界に属する幅広い糸状菌類の菌種や菌株に容易に適用が可能である(極めて汎用性が高い)、菌類寄生ウイルスの導入方法を提供する。
特定の菌種や菌株の種類に制限されることなく、二核菌亜界に属する糸状菌類(具体的には、担子菌類及び子嚢菌類)に、菌類寄生ウイルスを人為的に導入することを可能とする。また、人為的に誘発した菌糸融合を介してウイルスの導入を図る方法であるため、菌株間での細胞質不和合の関係やプロトプラスト化の確立等を考慮する必要が無く、極めて汎用性の高い方法である。これにより、現行の方法が適さなかった糸状菌類の菌種または菌株への菌類寄生ウイルスの導入において有効な技術となることが期待される。
用途利用分野 生物防除装置、糸状菌類へのウイルス導入装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 朴 杓允, 池田 健一, 井上 加奈子, 兼松 聡子, . 細胞質不和合性阻害による糸状菌類へのウイルス導入方法. 特開2012-110318. 2012-06-14
  • C12N   1/15     
  • C12N  15/09     
  • C12N   7/00     

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