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硫化物スピネル系超伝導物質

シーズコード S022000262
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 鈴木 博之
研究者所属機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
研究機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
技術名称 硫化物スピネル系超伝導物質
技術概要 本技術は、230K付近で金属一絶縁体転移を起こすスピネル系化合物CuIr2S4において、低温の絶縁体相で1価とされているCuサイトを2価のZnに置換することにより、超伝導を出現させるものである。このスピネル系超伝導物質は、元素置換によりキャリアをドーブすることにより超伝導特性を発現するので、現在精力的に研究が行われている銅酸化物質系超伝導物質にも共通する特性を有している。絶縁体相においては超伝導が出現するため約5桁近い比較的大きな抵抗値から超伝導状態に変化し、しかも超伝導状態は、例えば1000bar程度以下の微少な圧力によって壊れ、抵抗値が約7桁までの半導体的な値にまで変化する。
画像

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従来技術、競合技術の概要 金属系超伝導物質は液体ヘリウムを使用した応用に利用されており、セラミックス系銅酸化物超伝導物質についてもその実用化について検討が進められている
研究分野
  • 電気的性質
  • 超伝導材料
  • 酸化物系超伝導体の物性
展開可能なシーズ (1)非常に多くの元素組成で存在するスピネル系化合物で初めてのドーブ系超伝導物質
(2)縁体相における超伝導転移に伴う非常に大きい抵抗値変化
(3)微小圧力で超伝導から絶縁体相転移
用途利用分野 超伝導分野(超伝導マグネット、ジョゼフソン素子、磁気シールド)
低温スイッチ、低温圧力素子
関連発表論文 (1)古林孝夫, 鈴木博之, 北沢英明, 松本武彦. 硫化物スピネルCu1-xZnxIr2S4の金属絶縁体転移と超伝導. 日本物理学会誌. vol.57,no.4,2002,p.262‐266.
(2)三井利夫, 笹淵仁, 鈴木博之, 塚田啓二, 神鳥明彦. ライフサイエンスと計測超高感度磁気センサを用いた心臓磁場計測技術心臓疾患の高速,無侵襲検査を目指して. 日立評論. vol.80,no.12,1998,p.809‐812.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人物質・材料研究機構, . 鈴木 博之, 北澤 英明, 松本 武彦, . 硫化物スピネル系超伝導物質. 特開2000-351632. 2000-12-19
  • C01G  55/00     
  • C01G   1/00     
  • H01L  39/12     

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