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環境浄化用光触媒微細バルーン

シーズコード S022000269
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 木村 邦夫
研究者所属機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
研究機関
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
技術名称 環境浄化用光触媒微細バルーン
技術概要 本技術は、火山ガラス微粒子に酸化チタン水和物を被覆した後、加熱発泡処理を行なう事により、光触媒として有用なアナターゼ型酸化チタン結晶を表面に形成させた環境浄化用光触媒微細バルーンを製造するものである。酸化チタン水和物を加熱すると、通常400℃以上で光触媒機能を有するアナターゼ型、800℃以上で光触媒機能を有しないルチル型の酸化チタンに転移する。加熱発泡温度は約1000℃であるが、発泡温度域の通過時間を制御すると、光触媒機能を有するアナターゼ型酸化チタンまでの転移で止まることを既に明らかにしている。本製品は、ガラス球状体の表面はほぼ全面アナターゼ型酸化チタンで、かつ透明であるため、分散性が良好で紫外線の有効利用が可能である。また、トンネル内壁や有料道路料金所付近の壁等にバインダーを用いて塗布する現場施工が可能であるため、NOx除去や防汚に有効である。
画像

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従来技術、競合技術の概要 従来技術では、工場生産のタイル、建材等にチタン薄膜を被覆し、環境浄化に利用しようとしている。しかしながら、薄膜のため、物理的な外力に弱く、こすったりすると剥がれる。また、加熱処理が必要不可欠のため、現場施行ができないなどの問題を有している。またシラスの微粒子からガラス中空体を製造する方法は公知であるが、酸化チタン被覆微細ガラス中孔体を得るには、酸化チタンを被覆して再度加熱処理が必要であり効率が悪い。
研究分野
  • 光化学反応
  • 触媒操作
  • 無機工業薬品,無機材料
展開可能なシーズ (1)一酸化窒素あるいは浮遊油などの分解
(2)火山ガラス質堆積物等の資源利用
(3)省エネ型酸化チタン被覆発泡体の製造
用途利用分野 NOx除去や汚染防止
住宅用の環境浄化のための内外壁材、建築資材
水の浄化
関連発表論文 (1)YU YEON‐TAE, 木村邦夫. VあるいはWをドープしたTiO2被覆中空ガラス球の製造と光触媒の特性. 資源と素材. Vol.118,no.3/4,2002,p.206‐210.
(2)安部英一, 木村邦夫, 山田則行, 中村浩之, 原尚道, 大内山紀男, 広末英晴. 高機能性微粒子コンポジット調整技術の開発に関する研究. 通商産業省工業技術院特別研究報告集. vol.2000,2000,p.367‐370.
(3)木村邦夫. 高機能製品と環境対策を支える粉体技術II.実用事例編酸化チタン被覆シラスバルーン. 工業材料. vol.48,no.11,2000,p.35‐38.
(4)陣内和彦, 木村邦夫. 火山噴出物の工業的な高度利用について. 資源処理技術. vol.46,no.4,1999,p.230‐237.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人産業技術総合研究所, . 木村 邦夫, . 酸化チタン被覆微細中空ガラス球状体の製造方法. 特開2000-086292. 2000-03-28
  • C03C  17/25     
  • C04B  14/30     
  • C09C   1/30     
  • C09C   3/06     
  • B01J  35/02     
  • C04B  14/16     

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