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慢性肺気腫の発症リスクを予測する方法 新技術説明会

シーズコード S022000390
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 佐々木 英忠
研究者所属機関
  • 東北大学 大学院医学研究科
研究機関
  • 東北大学 大学院医学系研究科
技術名称 慢性肺気腫の発症リスクを予測する方法 新技術説明会
技術概要 慢性肺気腫の罹患率、死亡率は増加しており、肺気腫の発症原因と予防法の解明は緊急を要している。喫煙は慢性肺気腫の主要な危険因子とされているが、肺気腫発症の遺伝因子と喫煙との関係は明らかでない。従来、α1-アンチトリプシン欠損症が肺気腫発症の遺伝因子として認められているが、わが国では数家系しか存在しない。私たちは抗オキシダント作用を持つ誘導型ヘムオキシゲナーゼ(HO-1)の発現を抑制するGT反復配列と肺気腫との関係を明らかにした。すなわち、末梢血DNA解析によりHO-1遺伝子の上流に位置するGT反復配列の反復回数が30回以上である割合は非肺気腫喫煙者に比べて肺気腫で高く、また30回以上のGT反復配列を有する者が慢性肺気腫に罹患するリスクが2.4倍高いことが判明した。本発明の方法によれば、被験者が慢性肺気腫を発生するリスクを簡便かつ正確に予測できる。
画像

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従来技術、競合技術の概要 慢性肺気腫の発症遺伝子としてはα1-アンチトリプシン欠損が認められているが、日本では数家系、欧米でも一部の肺気腫に該当するのみである。このため、少なくとも日本においてはα1-アンチトリプシン欠損が慢性肺気腫の主要な原因であるとは解し難い。
研究分野
  • 呼吸器の疾患
  • 分子遺伝学一般
  • 遺伝子の構造と化学
展開可能なシーズ (1)慢性肺気腫の発症リスクを遺伝子解析で予測する方法
(2)末梢血白血球DNAを用いたヘムオキシゲナーゼ-1遺伝子解析
(3)慢性肺気腫発症リ スクの指標
用途利用分野 禁煙指導の指標
慢性肺気腫発症機序の研究手段
関連発表論文 (1)山谷睦雄, 山田紀広, 中山勝敏, 沖永壮治, 柴原茂樹, 関沢清久, 佐々木英忠. COPD発症リスクと遺伝子多型. 治療学. vol.35,no.11,2001,p.1167‐1169.
(2)山谷睦雄, 山田紀広, 中山勝敏, 沖永壮治, 佐々木英忠, 巽浩一郎, 栗山喬之, 福地義之助. 慢性肺気腫発症におけるヘムオキシゲナーゼ‐1遺伝子多型性の関与. 呼吸不全調査研究班 平成12年度研究報告書. 2001,p.35‐38.
(3)山谷睦雄, おき永壮治, 山田紀広, 中山勝敏, 佐々木英忠, 巽浩一郎, 栗山喬之, 福地義之助. 慢性肺気腫とヘムオキシゲナーゼ遺伝子多型性の関連. 呼吸不全調査研究班 平成11年度研究報告書. 2000,p.16‐18.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人東北大学, . 佐々木 英忠, 冲永 壮治, 山谷 睦雄, 中山 勝敏, . 慢性肺気腫を発症するリスクを予測するデータを収集する方法. 特開2001-149078. 2001-06-05
  • C12N  15/09     
  • C12Q   1/68     
  • G01N  33/50     

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