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植物ウイルスの増殖に必須の宿主遺伝子TOM2A

シーズコード S022000391
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 古澤 巖
研究者所属機関
  • 京都大学 大学院農学研究科
研究機関
  • 京都大学 大学院農学研究科
技術名称 植物ウイルスの増殖に必須の宿主遺伝子TOM2A
技術概要 これまでの抗ウイルス戦略において、ウイルス耐性はウイルスの種類によって決まっており、普遍性がない。今回のターゲット遺伝子であるシロイヌナズナTOM1遺伝子は、ウイルスが植物内で増殖するために必須な植物遺伝子であり、他種植物にもTOM1と相同な遺伝子が存在すること、他の動植物アルファ様ウイルスもTOM1に類似した宿主遺伝子産物を用いて増殖していることが予想される。したがって、TOM1あるいはその類似遺伝子の操作によるウイルス耐性生物の作出は、広範囲の生物種の種々のアルファ様ウイルスに適応できる可能性が有り、汎用性が期待できる。また、この方法は宿主植物対ウイルスに一般的にみられる相互作用を断ち切るので、抵抗性を打破するウイルスが出現しにくいと予想される。
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従来技術、競合技術の概要 過敏性反応を介して植物にウイルス抵抗性を付与する技術を用いると、抵抗性が他種植物に導入できないこと、少数のウイルスにしか有効でないこと、抵抗性を打ち破るウイルス変異株が出現しやすいことが問題となってきた。一方、ウイルスゲノムの一部を植物で発現させることにより、ウイルス耐性を付与する方法の利用にあたっては、抵抗性が少数のウイルスにしか有効でないこと、組み換えによる新規ウイルス出現の可能性があることが問題となっていた。
研究分野
  • ウイルスによる植物病害
  • 遺伝子操作
  • ウイルス感染の生理と病原性
  • 異種生物間相互作用
展開可能なシーズ (1)ウイルスの増殖をサポートする宿主因子を欠損させウイルス耐性を付与する方法
用途利用分野 病害抵抗性作物の育種
関連発表論文 (1)古沢巌. 植物の環境応答機構とバイオテクノロジー植物の生物ストレス応答の解析とその利用. 学術月報. vol.53,no.2,2000,p.148‐153.
(2)古沢巌. 植物ウィルスの宿主適応. Microbes Environ. vol.14,no.4,1999,p.263‐267.
(3)古沢巌. ブロムモザイクウイルスの分子生物学的研究. 日本植物病理学会報. vol.65,no.3,1999,p.236‐238.
(4)古沢巌. ブロムモザイクウイルスにおける増殖・移行の分子機構. ウイルス. vol.45,no.1,1995,p.73‐76.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人京都大学, . 石川 雅之, 古澤 巌, . 植物ウイルスの増殖に必須の宿主遺伝子TOM2A. 特開2001-161365. 2001-06-19
  • C12N  15/09     
  • C07K  14/415    
  • C12P  21/02     

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