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組織の冷却保存液

シーズコード S022000420
掲載日 2003年5月26日
研究者
  • 宮本 元
研究者所属機関
  • 京都大学 大学院農学研究科・農学部応用生物科学専攻
研究機関
  • 京都大学 大学院農学研究科応用生物科学専攻
技術名称 組織の冷却保存液
技術概要 生殖細胞の保存は生物の系統維持のための効率的な方法であり、保存された系統は遺伝資源として有効に活用できる。また、生物集団の遺伝的多様性の維持にも役立つ。さらに、ほ乳類においては、卵子は極わずかしか排卵されないため、卵巣内に多数存在する未成熟卵母細胞を保存する方が効率が良い。本発明では、細胞や組織の損傷を防止し、特には動物類の生殖細胞を完全な形で保存可能で、微小な細胞の保存だけでなく、大きな組織の保存に対しても有効な冷却保存液を提供する。当該保存液は、細胞膜透過性凍害保護物質、氷晶形成抑止能力を有する凍害保護物質、及び細胞膜非透過性脱水促進物質を含有する。
従来技術、競合技術の概要 卵巣などの大きな組織の凍結保存のための、ジメチルスルフォキシド等の保護物質を用い、コンピューター制御されたプログラムフリーザーを利用する緩慢凍結法では、細胞内氷晶形成を回避できるが、長い処理時間と特殊な装置を必要とする。また、極微小な細胞保存のための、急速冷却法(ガラス化法)では、冷却保存液に高濃度の保護物質を含有するために保存液の毒性が強く、細胞や組織を損傷してしまう可能性がある。
研究分野
  • 生殖器官
  • 細胞・組織培養法
展開可能なシーズ (1)卵巣の凍結保存に最適なメタノールを含有する新規保存液
(2)ジメチルスルフォキシド等の毒性が強いものを高濃度含まない冷却保存液
(3)食肉処理場で実用可能な簡便かつ再現性の高い急速凍結法
用途利用分野 家畜繁殖分野
発生工学分野
家畜育種分野
関連発表論文 (1)杉本実紀, 真鍋昇, 宮本元. 受精卵と精子などの凍結保存ほ乳動物卵巣の凍結保存. 月刊組織培養工学. vol.26,no.2,2000,p.48‐51.
(2)宮本元. 受精卵と精子などの凍結保存生殖低温生物学の発展と応用特集に寄せて. 月刊組織培養工学. vol.26,no.2,2000,p.38‐39.
(3)宮本元. 卵巣の凍結保存法の開発. 岩谷直治記念財団研究報告書. vol.15,1992,p.67‐68.
(4)宮本元, 杉本実紀. -196℃に冷却後のラット卵巣の組織学的検討. 家畜繁殖技術研究会誌. vol.13,no.1,1991,p.11‐14.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人京都大学, . 宮本 元, 杉本 実紀, 眞鍋 昇, . 組織の冷却保存液. 特開2001-247401. 2001-09-11
  • A01N   1/02     
  • A61J   3/00     

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