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地上制御点を用いない衛星画像の精密幾何補正

シーズコード S032000272
掲載日 2003年10月1日
研究者
  • 飯倉 善和
研究者所属機関
  • 弘前大学 理工学部
研究機関
  • 弘前大学 理工学部
技術名称 地上制御点を用いない衛星画像の精密幾何補正
技術概要 衛星画像は地図と正確に重ね合わせることにより付加価値が増大する。本技術は衛星画像を複数のパラメータを含む座標変換式を用いて地図座標系に投影する方法に関するものである。具体的にはディジタル化された地図情報と幾何変換後の衛星画像との空間的整合性を、衛星画像に顕著に見られる陰影や海と陸との識別情報に基づく偏りのない方法で定量的に評価することにより、座標変換式に含まれるパラメータを最適化するものである。評価関数としては数値標高モデルと衛星画像撮影時の太陽位置から計算できる直達日射照度画像と衛星画像との相関係数や、ランダムサンプリングや層別サンプリングによって得られる海と陸との評価点における衛星画像上の識別率を利用する。
従来技術、競合技術の概要 従来、衛星画像を地図座標系に投影する座標変換式のパラメータは多数の地上制御点(GCP)から統計的に推定されてきた。しかし、人手を介したGCPの取得は非効率であり、かつ熟練者が行わない場合には高い精度は期待できない。GCPの衛星画像上の対応点を自動的に決定する方法としては、地図上の海岸線と衛星画像の水域と陸域の境界をマッチングさせるやり方が良く知られている。しかし、マッチングは自動化できても、地図上のGCP自体の選択に恣意性(偏り)が残ることは避けられない。また、GCPの選択後に座標変換式の統計的な推定と実際の衛星画像の再配列という複雑の手順が必要となる。
研究分野
  • 写真測量,空中写真
  • リモートセンシング一般
  • 図形・画像処理一般
  • 地形データの処理
展開可能なシーズ (1)精密で統計的に完全な結果を導く多数の偏りのない評価点を利用する方法
(2)人間が介在する部分をなくすことができる完全な自動化システム
(3)国土地理院発行の数値地図を利用すれば、全国どこでも安価に適用可能な方法
用途利用分野 衛星画像処理装置
環境保護システム
資源探査システム
関連発表論文 (1)飯倉善和. 数値標高モデルを用いたランドサットTM画像の幾何補正の最適化. 日本リモートセンシング学会誌. Vol.22,no.2,2002,p.189-195.
(2)飯倉善和, 石倉忠雄. システム情報を用いたランドサットTM画像の幾何補正. 日本リモートセンシング学会学術講演会論文集. Vol.30th,2001,p.139-142.
(3)飯倉善和, 横山隆三. 数値標高モデルを用いた衛星画像の地上制御点の同定. 写真測量とリモートセンシング. Vol.37,no.6,1998,p.28-32.
(4)飯倉善和, 横山隆三. 衛星画像の精密幾何変換の自動化に関する考察. 日本写真測量学会学術講演会発表論文集. Vol.1998,秋季,1998,p.285-288.
(5)飯倉善和, 横山隆三. 衛星画像の幾何的精度に係わる外乱の再検討. 日本写真測量学会学術講演会発表論文集. Vol.1998,年次,1998,p.123-126.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 飯倉 善和, . ランドサットTM画像の精密幾何補正方法及び衛星画像の精密幾何補正方法. 特開2003-141507. 2003-05-16
  • G06T   1/00     
  • G06T   3/00     

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