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水素化ホウ素ナトリウムによる銅化合物の還元前処理法と四塩化炭素含有アンモニア水混合溶媒とによる銅鉱石からの銅の選択的浸出・分離 新技術説明会

シーズコード S040000089
掲載日 2006年8月18日
研究者
  • 柳原 尚久
研究者所属機関
  • 帝京大学 理工学部
研究機関
  • 帝京大学 理工学部
技術名称 水素化ホウ素ナトリウムによる銅化合物の還元前処理法と四塩化炭素含有アンモニア水混合溶媒とによる銅鉱石からの銅の選択的浸出・分離 新技術説明会
技術概要  従来、銅の製錬は、精鉱を熔錬して得られる粗銅を電解して銅地金とする乾式製錬が主流である。しかしながら、電解製錬は多量の電力が必要不可欠で、大気汚染物質の排出をも伴い、環境保全や省エネルギーを掲げる21世紀型の工業技術理念に逆行している。一方、熔錬を必要としない溶媒抽出の一種である湿式製錬、さらに鉄細菌によるバクテリアリーチング法が新手法として注目されているが、対象となる銅鉱石に制限がある。もしくは、浸出に長時間を要する等の欠点を有する。 本技術は、汚染物質である四塩化炭素を有効利用し、四塩化炭素を添加したアンモニア水が銅鉱石を侵し、銅を高選択的に溶解させることを特徴とするものである。この新技術によれば、赤銅鉱に代表される酸化鉱からほとんど定量的に銅の抽出が可能である。さらに、この混合溶媒では銅の抽出率が低い黄銅鉱等の一次硫化鉱、ならびに輝銅鉱等の二次硫化鉱でさえも、水素化ホウ素ナトリウムで還元前処理するというさらなる新技術を併用することにより、高い浸出効率で銅が抽出可能になる。従って、本技術は銅鉱石の種類によらず幅広く応用可能である。
従来技術、競合技術の概要 従来の粗銅を得る過程は銅鉱石を高温で処理しなければならない。しかも、大気汚染物質である二酸化硫黄が排出される。さらに、粗銅を用いた電解精錬では膨大な電力を消費する。この乾式製錬にかわる硫酸やアンモニアによる湿式製錬では、それらの対象銅鉱石が限定される。
研究分野
  • 製錬
  • 精錬
  • 酸化,還元
展開可能なシーズ (1)硫酸、硝酸等の鉱酸を用いない、銅鉱石からの銅の選択的抽出が可能な技術
(2)銅抽出反応における反応温度が室温付近で反応時間も短く、反応効率を高くできる方法
(3)混合溶媒単独、あるいは前処理と併用することにより、ほとんど全ての銅鉱石から銅の浸出が可能な技術
用途利用分野 銅鉱石からの銅の湿式製錬
黒鉱などの廃鉱石からの銅の浸出

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