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血清蛋白質を用いた内分泌撹乱化学物質のスクリーニング法及びスクリーニング用キット 新技術説明会

シーズコード S040000291
掲載日 2006年8月25日
研究者
  • 山内 清志
研究者所属機関
  • 静岡大学 理学部生物地球環境科学科
研究機関
  • 静岡大学 理学部生物地球環境科学科
技術名称 血清蛋白質を用いた内分泌撹乱化学物質のスクリーニング法及びスクリーニング用キット 新技術説明会
技術概要 本技術は、脊椎動物の血漿中に存在する甲状腺ホルモン結合蛋白質(トランスサイレチン)の外因性内分泌撹乱化学物質に対する高い結合特異性を利用して、甲状腺系を撹乱する環境中の化学物質をスクリーニングし、検出するものである。測定は、化学物質を含む環境水、放射性標識の活性型甲状腺ホルモン([125I]トリヨードチロニン)及びトランスサイレチンを混合し、トランスサイレチンへの結合を調べることで行われる。共存している化学物質がどの程度[125I]トリヨードチロニンのトランスサイレチンへの結合を阻害するかによって、化学物質の内分泌撹乱作用を見積もるものである。また、トランスサイレチンが、動物種によってその化学物質結合能に差異が認められるため、数種のトランスサイレチンを用いることで、より特異な化学物質のスクリーニングができる。この技術によって、環境水中の汚染状況調査に有効な手段を提供することが可能である。
従来技術、競合技術の概要 環境水または生体試料中に含まれる化学物質の分析は、サンプルから化学物質の抽出・濃縮操作等の煩雑な操作が必須であり、主に質量分析器やHPLC等の機器を用いて、精度の高い方法に頼っていた。これらの方法は、多検体の処理が困難であり、ランニングコストが高い。そのため、環境汚染の調査に必須な多くの測定地点や測定試料を元にした評価がしにくい現状がある。
研究分野
  • 生化学的分析法
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 水中の汚染物質の放射化学的分析
  • 汚染原因物質
展開可能なシーズ (1)環境水等のサンプルから特別の抽出・濃縮操作がなくても容易に測定できるスクリーニング法及びキット
(2)多検体の処理が短時間で可能であり、1検体当たりのコストが安いスクリーニング法及びキット
(3)今まで同定されていない内分泌撹乱化学物質のスクリーニング法及びキット
用途利用分野 環境水の汚染状況調査
野生生物の生体試料中に含まれる化学物質の汚染状況調査
内分泌撹乱化学物質のスクリーニング用キットの開発

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