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パルス捕捉を用いたパルス光制御

シーズコード S040000298
掲載日 2006年8月25日
研究者
  • 後藤 俊夫
研究者所属機関
  • 名古屋大学 大学院工学研究科量子工学専攻
研究機関
  • 名古屋大学 大学院工学研究科量子工学専攻
技術名称 パルス捕捉を用いたパルス光制御
技術概要 本技術は、光ファイバにおける非線形効果を用いて、被制御パルス光に偏光が直交した制御パルス光を衝突させることによって被制御パルス光を制御パルス光によって捕捉し、被制御パルス光の波長、時間波形、強度、出力時間を制御するパルス光制御技術に関するものである。発明者らは、光ファイバ中において、超短パルス光によって偏光が直交したパルス光が捕捉され、非線形効果によってともに波長シフトしていく現象を初めて見いだした。この現象を用いると、被制御パルスの波長や時間波形、強度などを制御することができる。前出の特願2001-355481「パルス光制御方法及びその装置」では、異常分散領域にあるパルス光によって、正常分散領域のパルス光が捕捉される現象を用いて、パルス光を制御する方法を考案した。今回発明者らは新たに偏光が直交したパルス間でパルス捕捉の現象が起こり、制御パルス光の波長シフトに合わせて被制御パルス光の波長がシフトする現象を初めて見いだした。更に、最近、捕捉パルスが制御パルスのラマン利得帯域内(0-200nm長波長側)にあるとき、制御パルス光のエネルギーが被制御パルス光に変換されることによって、被制御パルス光が増幅されることが分かった。この手法を用いると、時間的に重なって出力する2波長の超短ソリトンパルス対を生成することができる。このような技術はこれまでなかった。
従来技術、競合技術の概要 これまで、直交するソリトンパルス間でパルス捕捉が起こることが報告されている。しかし、ソリトンパルスの波長シフトにともなって、捕捉パルスの波長もともにシフトしていく現象はこれまでなかった。更に、被制御パルス光によって、捕捉パルスが増幅される現象も今回初めて見いだされた技術である。このようなことはこれまで不可能であった。
研究分野
  • 非線形光学
  • 光導波路,光ファイバ,繊維光学
展開可能なシーズ (1)制御パルス光によって、直交偏光の被制御パルス光の波長、時間波形、出力時間を制御する方法
(2)時間的に常に重なって出力される波長の異なる制御パルス光と被制御パルス光
(3)被制御パルス光を増幅することができる制御パルス光
用途利用分野 光通信・光エレクトロニクス・光情報処理の分野における光スイッチング、光制御
光計測の分野におけるパルス光制御
レーザー産業の分野における超短パルス光制御
関連発表論文 (1)西沢典彦, 後藤俊夫. 超短ソリトンパルスによる正常分散領域のパルス光の捕捉現象の解析. 応用物理学会学術講演会講演予稿集. Vol.63rd,no.3,2002,p.948.
(2)西沢典彦, 後藤俊夫. 光ファイバにおけるパルス捕捉を用いたパルス光の波長制御・全光スイッチング. 応用物理学関係連合講演会講演予稿集. Vol.50th,no.0,2003,p.23.
(3)西沢典彦, 後藤俊夫. 光ファイバーにおける非線形効果を用いた広帯域波長可変超短パルス光の発生. 応用物理. Vol.70,no.11,2001,p.1313-1316.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, . 後藤 俊夫, 西澤 典彦, . パルス光制御方法及びその装置. 特開2003-241244. 2003-08-27
  • G02F   1/365    

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