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反射透過型超音波逆錯乱CT装置 新技術説明会

シーズコード S040000405
掲載日 2006年9月1日
研究者
  • 山田 晃
研究者所属機関
  • 東京農工大学
研究機関
  • 東京農工大学
技術名称 反射透過型超音波逆錯乱CT装置 新技術説明会
技術概要 超音波逆散乱CT法は、物体周囲の透過型観測に基づいて、生体組織の定量的な音速物理パラメータ画像を再現する方法である。これにより、通常のBモード法に比べて画像解像度が飛躍的に向上することや、定量画像診断が可能になるなど、その実現が期待されている。しかし、従来のままでは、物体全周囲でのデータ収集量が膨大になり短時間での測定が難しくなる欠点がある。この問題に対処するために、本研究では照射観測範囲が極端に狭くて済むCT法の検討を行った。そのために、物体背部に反射板を置いた反射透過型逆散乱CT法を提案し、一回の音波照射で観測方向が90度異なる2種類の受信波を同時に取得できるようにした。加えて、パルス波照射による多周波の散乱波情報の利用、電子スキャンアレイエレメントの半円弧上配置、などの工夫により照射角度の制限(60度以内の観測角)に対して極めて強靭性の高い逆散乱CT法の開発に成功した。
従来技術、競合技術の概要 通常のBモード超音波映像法は、体表面での反射型観測で済むことや、実時間像が再現できる利点があるが、解像度や定量性の面で欠点を抱えている。CT法にはこれと正反対の長所短所があったが、提案手法は短所を大幅に軽減した。
研究分野
  • 音響信号処理
  • 医用画像処理
  • 生体計測
  • 医療用機器装置
展開可能なシーズ (1)生体組織の音速定量情報の非侵襲的な画像化手段(定量画像診断)
(2)照射回数が少なく、測定時間の短かい(1/6以下)CT法
(3)照射観測範囲が狭く、全周囲観測が可能なCT装置
用途利用分野 医用画像診断装置、低侵襲治療用のモニタリング装置
再生医療のための非侵襲生体計測(摘出臓器の検査)
海洋超音波測定、空中超音波測定
建築物、道路等の構造物の非破壊検査
関連発表論文 (1)山田晃, 矢野智嗣. リニアアレイ超音波逆散乱CTの実環境シミュレーション評価. 電子情報通信学会技術研究報告. vol.103,no.669(US2003 125-132),2004,p.35-38.
(2)山田晃, 矢野智嗣. 照射角に制限のある超音波逆散乱CT. 電子情報通信学会技術研究報告. vol.103,no.377

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