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ヒスタミン欠如肥満細胞株 新技術説明会

シーズコード S040000445
掲載日 2006年9月1日
研究者
  • 大津 浩
研究者所属機関
  • 東北大学 大学院医学系研究科
研究機関
  • 東北大学 大学院医学系研究科
技術名称 ヒスタミン欠如肥満細胞株 新技術説明会
技術概要 従来ヒスタミンの役割を知るため肥満細胞を用いる際は、抗ヒスタミン剤やヒスタミンの合成酵素阻害剤を用いて行われるのが通例であった。そのため、薬剤の副作用や作用時間の検討および最適な投薬量を事前に検討してから実験する必要があった。このような問題点を解決するための手段として、ヒスタミンの合成酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素の遺伝子に変異をいれて発生させ、ヒスタミンを体内から欠如する“ヒスタミン欠如マウス”を作製した。このマウスをSV40というサルの癌ウイルス遺伝子を導入したトランスジェニックマウスとを掛け合わせて、肥満細胞を用意し、培養し、不死化に成功している。この発明によって、ヒスタミンを欠如する肥満細胞がすぐに入手でき、再現性良く何度でも実験できるようになった。
従来技術、競合技術の概要 従来、ヒスタミン欠如の肥満細胞株が存在しなかったため、薬剤の肥満細胞におよぼす影響をヒスタミンの有無で検討することが困難であった。従来の細胞株はヒスタミンを保持していたために、外部から与えたヒスタミンの効果と細胞が本来保持していたヒスタミンの効果を区別して考えることが難しかった。
研究分野
  • ヒスタミン薬・抗ヒスタミン薬の基礎研究
  • 分子遺伝学一般
  • 生体防御と免疫系研究法
  • 実験用生物
展開可能なシーズ (1)IgEに対するFceレセプターを持ち、免疫アレルギー実験に好都合なヒスタミン欠如肥満細胞株
(2)倍加速度が約24時間と増殖速度が速く、実験を繰り返してできるヒスタミン欠如肥満細胞株
(3)IL3R、c-Kitレセプター、種々のプロテアーゼなど肥満細胞としての特殊性を保持しているヒスタミン欠如肥満細胞株
用途利用分野 抗ヒスタミン剤やヒスタミン製剤の肥満細胞に対する作用機序研究。
ヒスタミンの肥満細胞顆粒内への輸送経路を調べる動態研究。
ヒスタミン合成酵素の生化学研究。
医薬品開発:抗ヒスタミン剤やヒスタミン製剤の開発。

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