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多環式芳香族炭素系固体強酸

シーズコード S090000093
掲載日 2009年9月14日
研究者
  • 堂免 一成
  • 原 亨和
技術名称 多環式芳香族炭素系固体強酸
技術概要 2~7の芳香環が縮合した多環式芳香族炭化水素群から選択される少なくとも1種を濃硫酸あるいは発煙硫酸中、200℃≦T≦450℃で加熱処理することによって縮合とスルホン化がおこり、極性溶媒に不溶の固体強酸が得られる。芳香族炭化水素類を濃硫酸あるいは発煙硫酸中で重縮合すると、縮合の進んだ複雑に重縮合した多環式芳香族炭化水素のアモルファス材料が形成され、芳香環の数が増えるにつれてその性質は黒鉛に近いものとなる。極めて多数の芳香環が縮合した多環式芳香族炭化水素は黒鉛と類似の2次元形状に発達した構造を取り、その構造の外環の芳香環がスルホン化されても、大きく発達した疎水性の多環式芳香族炭化水素により水に溶けない固体酸触媒になる。たとえば、1.00gのコロネン(C2412)を100mLの濃硫酸(96%)に加え300℃で8時間加熱して得られた黒色の固体粉末を触媒として、アルゴン雰囲気下の酢酸とエチルアルコールの混合溶液に添加し、70℃で6時間攪拌すると、短時間で酢酸エチルの生成が認められ、合成した材料が強い固体酸触媒として機能していることがわかる。
研究分野
  • 各種有機化合物の製造
  • 付加反応,脱離反応
展開可能なシーズ 少ないエネルギーで不必要な副産物を作らずに目的物のみを効率的に生産することができる、特に工業的に有利に利用可能な固体酸触媒を提供する。
極性溶媒に不溶の固体強酸は、安価な原料を用いて、比較的容易な方法により製造することができる点で、工業的に有利であるという優れた効果をもたらす。
用途利用分野 多環式芳香族炭素、固体強酸
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 堂免 一成, 原 亨和, . 多環式芳香族炭素系固体強酸. 特開2004-238311. 2004-08-26
  • C07C 303/06     
  • B01J  31/10     
  • C07C 309/37     

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