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微細中空繊維

シーズコード S090000109
掲載日 2009年9月14日
研究者
  • 小木曽 真樹
  • 清水 敏美
技術名称 微細中空繊維
技術概要 微細中空繊維は、一般式RCO(NHCHCO)OHで表わされるペプチド脂質と遷移金属とを混合することにより、沈殿として得られる。この式中、mは1~3の整数、Rは炭素数が6~18の炭化水素基、好ましくは炭素数2以下の側鎖が付いてもよい直鎖炭化水素である。この炭化水素基にペプチド結合で結合するグリシン残基が特長的な役割を果たしており、このグリシンがポリグリシン(II)型構造と呼ばれる水素結合を形成することにより中空繊維状構造をとるものと考えられる。遷移元素は、Sc~Zn、Y~Cd、La~Hgまでの金属をいう。より好ましくはマンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、銀、パラジウム、金、又は白金である。ペプチド脂質と遷移金属との結合物は、外側に遷移金属、内側にペプチド脂質が配位するような厚さが約4.4nm程度の層を形成し、この層が何層(約5~10層ほど)にも中空部分を取り囲むことにより微細中空繊維を構成している。チューブの膜厚は約20~50nm程度で、形成条件が異なればサイズは異なる。平均長さは約1~100μm、平均直径は約10~1000nmである。
研究分野
  • 紡糸・製糸
展開可能なシーズ 広範囲な用途に応用可能な微細チューブ状凝集体を提供する。
この微細中空繊維は、原料である脂質が安価であり、その製法も容易である。医療用の除放性担体や吸着体として用いることができるほか、化粧品分野、食品工業、農林業、繊維工業、などにおける乳化剤、安定剤、分散剤、湿潤剤などとして有用である。また金属や導電性物質をドープしてナノ部品などとして電子、情報分野において利用可能である。
用途利用分野 微細中空繊維
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, 国立研究開発法人産業技術総合研究所, . 小木曽 真樹, 清水 敏美, . 微細中空繊維. 特開2004-250797. 2004-09-09
  • D01F   6/68     
  • B82B   1/00     
  • B82B   3/00     

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