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鞘状酸化鉄粒子の生産方法、及びその利用

シーズコード S090000622
掲載日 2009年9月14日
研究者
  • 高田 潤
  • 藤井 達生
  • 中西 真
技術名称 鞘状酸化鉄粒子の生産方法、及びその利用
技術概要 鞘状酸化鉄粒子は、鉄細菌を用いたバイオ浄水法によって生じた凝集沈殿物と、分散剤とを作用させることで生産される。これによって、凝集沈殿物中に存在する鞘状酸化鉄粒子を、その塊化を抑えながら粒子にからみついた不純物を分離することで、高純度で回収することができる。鉄細菌としては、レプトシリックス属細菌( Leptothrix sp.)が用いられる。この細菌は、バイオ浄水法の濾過層における優勢菌であり、生成する鞘状酸化鉄粒子は、内径約1.0μm、外径約1.2μmの中空を有し、ほぼ均一で、超常磁性を有していること等、優れた特性を有する。分散剤としては、天然物素材であるとともに、分散作用にも優れたノリウツギ抽出液またはトロロアオイ抽出液が用いられる。このため、安全かつ高効率をもって鞘状酸化鉄粒子の生産を行なうことができる。凝集沈殿物とノリウツギ抽出液との分散液から、鞘状酸化鉄粒子の回収を行なうにはポアサイズ(メッシュサイズ)約1mm×1mm以下のフィルター等を用いる。
研究分野
  • 流体処理
  • 固体の製造・処理一般
展開可能なシーズ 鉄細菌を用いるバイオ浄水法において生じる凝集物から、高純度な鞘状酸化鉄粒子を生産・回収する方法、及びこの鞘状酸化鉄粒子生産・回収工程を含むことによって従来廃棄処分していた凝集物から有効な資源(特に鉄資源)を回収することができる改良型バイオ浄水法を提供する。
鞘状酸化鉄粒子は、鉄鉱資源のみならず、断熱材・保温材・難剥離性赤色顔料・磁気冷却冷媒・MRI用造影剤の前駆体等の広範な用途に利用が可能であり、資源の有効利用性・安全性に優れた浄水方法等を提供することが可能となる。たとえば、廃棄されている浄水沈殿物年間約2,000~4,000tを数tオーダーにまで減少させることができ、年間約50t(純鉄換算)の鉄資源を有効利用可能な形で回収することができる。
用途利用分野 酸化鉄粒子、バイオ浄水法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, . 高田 潤, 藤井 達生, 中西 真, . 鞘状酸化鉄粒子の生産方法、及びその利用. 特開2005-272251. 2005-10-06
  • C01G  49/02     
  • B01F  17/00     
  • C02F   3/34     
  • C12P   3/00     

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