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(1S,2S)-または(1R,2R)-シス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体とその製造方法

シーズコード S090000821
掲載日 2009年9月14日
研究者
  • 小林 修
  • 秋山 良
  • 小泉 昌稔
  • 眞鍋 敬
技術名称 (1S,2S)-または(1R,2R)-シス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体とその製造方法
技術概要 式I(Rはアリール基を示す。)の1-アリールホスホラン・ボラン錯体にアルキルリチウムを作用させた後、二酸化炭素を反応させて1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体(A錯体)に変換する際に、反応液中への二酸化炭素の導入速度によってシス体とトランス体の生成比を制御し、シス体を優先的に生成させる。A錯体の再結晶によりジアステレオマー分離し、ラセミ体のシス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体(B錯体)を得る。さらに、B錯体を光学活性なアミンとの塩に変換した後に分別結晶して、式IIの(1S,2S)-シス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体と式IIIの(1R,2R)-シス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体を得る。シス体を優先的に生成させるためには、反応系に導入する二酸化炭素の導入速度を大きくすることによって可能になる。即ち、生成するカルボン酸ボラン錯体の収率が70%以上において、シス体の生成割合が50%を超える場合には、トランス体の生成割合が50%を超える場合に比べて、二酸化炭素の導入速度は4倍以上である。
画像

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研究分野
  • 各種有機化合物の製造
  • 有機化学反応一般
展開可能なシーズ シス体のホスホラン-2-カルボン酸誘導体について、その有用物質としての高効率で選択的な製造方法と、これにより得られる不斉配位子もしくは不斉配位子を反応誘導する化合物を提供する。
シス体を優先的に生成させるための手段については、反応系に導入する二酸化炭素の導入速度を大きくすることによって可能にすることを見出し、得られた(1S,2S)-または(1R,2R)-のシス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体は、そのものが触媒的不斉反応の不斉配位子として有用なだけでなく、各種の不斉配位子を反応により誘導することにも有用である。
用途利用分野 不斉配位子、不斉誘導
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 小林 修, 秋山 良, 小泉 昌稔, 眞鍋 敬, . (1S,2S)-または(1R,2R)-シス-1-アリールホスホラン-2-カルボン酸・ボラン錯体とその製造方法. 特開2006-206553. 2006-08-10
  • C07F  19/00     
  • C07F   9/6568   
  • C07F   5/02     
  • C07B  53/00     
  • C07B  57/00     

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