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逆ミセル抽出系において逆ミセルサイズを制御する方法

シーズコード S090001070
掲載日 2010年3月5日
研究者
  • 長縄 弘親
  • 下条 晃司郎
技術名称 逆ミセル抽出系において逆ミセルサイズを制御する方法
技術概要 分子性配位子をある程度の量で添加することによって、抽出媒体相中で生成する逆ミセルの内核水相が縮小する現象を発見した。イオン性界面活性剤としてビス(ジエチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム(AOT)を含むヘキサンに、N,N’-ジオクチル-N,N’-ジメチル-2-(3’-オキサペンタデシル)プロパン-1,3-ジアミドのような金属イオンに対して配位子として働く分子性化合物を添加すると、金属イオンを高い抽出率で抽出媒体相に保持したまま、AOT逆ミセルのサイズを小さくできることがわかった。水相中の目的物質(金属イオンなど)を液-液抽出により界面活性剤を溶解した抽出媒体相中に抽出する際、抽出媒体相中で界面活性剤が形成する微小水滴を内包する分子集合体(逆ミセル)のサイズを制御するものである。分子性配位子の濃度を大きくすると逆ミセルのサイズが小さくなるが、水相に電解質を加えて逆ミセルのサイズを小さくする場合とは異なり、抽出媒体相への金属イオンの抽出率は低下せず、維持もしくは逆に増幅される。よって、サイズの小さい逆ミセルにも高濃度の金属イオンを導入することが可能になる。
画像

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研究分野
  • 核燃料再処理
  • 抽出
  • ミセル
展開可能なシーズ 抽出・分離機能を付加した逆ミセルを液-液抽出に利用すると、水相中の低濃度の目的物質を選択的に抽出媒体相中の逆ミセルナノ反応場に抽出・濃集した後、ナノ粒子化などの化学反応にあずからせることができるが、このような2液相系では、逆ミセルのサイズ制御が難しい。逆ミセルを生成させる際、電解質を大量に加えることなく逆ミセルのサイズを制御する手法を提供する。
分子性配位子を利用して内核水相を縮小させる方法では、2液相系で生成する逆ミセルのサイズを電解質を加えることなく制御できる。電解質を加える方法とは異なり、抽出媒体相への金属イオンの抽出率は維持(もしくは増幅)されることから、サイズの小さい逆ミセルにも高濃度の金属イオンを導入することが可能となる。
用途利用分野 廃水処理剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, . 長縄 弘親, 下条 晃司郎, . 逆ミセル抽出系において逆ミセルサイズを制御する方法. 特開2007-330874. 2007-12-27
  • B01D  11/02     
  • C01F  17/00     

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