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エマルションフローを利用した連続液-液抽出装置

シーズコード S090001072
掲載日 2010年3月5日
研究者
  • 長縄 弘親
  • 柳瀬 信之
  • 永野 哲志
技術名称 エマルションフローを利用した連続液-液抽出装置
技術概要 試料水溶液リザーバーと連続液-液抽出装置とを結合する導管に設けられた送液ポンプにより、リザーバーからの水溶液を、抽出装置のヘッド部である水溶液微細化用の円筒を通し、そのヘッド部が配置されている抽出溶媒中に噴出する。この水溶液を微細化して抽出溶媒中に噴出させる機能を有する円筒は、例えば、耐溶媒性樹脂を素材とする円筒の一端を10μmから200μmのメッシュを有する耐溶媒性樹脂製のシートで覆った構造のもの、又は耐溶媒性樹脂を素材とする一端の閉じた円筒の回りに適当数の穴をあけ、その表面を前述のような樹脂製シートで覆った構造のものである。抽出溶媒が水よりも軽い液体である場合、ヘッド部を装置上部に配置して上から下に向けて水溶液を噴出させるが、抽出溶媒が水よりも重い液体の場合には、上下が逆になり、ヘッド部を装置下部に配置して下から上に向けて水溶液を噴出させることになる。これによって、機械的作用(振とう、撹拌、遠心力など)に依らず、2液相の最良な混合状態をつくりだすことに成功した。
画像

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研究分野
  • 核燃料再処理
  • 抽出
展開可能なシーズ 振とう、撹拌、あるいは遠心力を利用する方法は、2液相の混合に十分な機械的作用を絶えず一定に与え続けなければならない。振とう、撹拌などを用いることなく連続的にエマルション状態を発現させ、且つエマルション状態の流れ(エマルションフロー)を利用することで、水相と抽出溶媒相との効率的な接触を迅速に完了させる方法、及びエマルションフローによる2液相接触を利用した連続液-液抽出装置を提供する。
運転コスト、メンテナンスコストが小さく、装置自体も安価である。長時間の調整作業を要しないこと、運転状況を見張る必要がないこと、経験がなくても簡単に操作できる。運転に伴う廃液が生じないこと、既存装置と比べて安全性が高いこと、騒音が発生しないことは、環境にとって重要である。また、迅速性、大量処理能力、効率性、コンパクトさについては、最良の既存装置(遠心抽出器)に匹敵する。
用途利用分野 連続液-液抽出装置、ミキサセトラ、パルスカラム、遠心抽出器
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, . 長縄 弘親, 柳瀬 信之, 永野 哲志, . エマルションフローを利用した連続液-液抽出装置. 特開2008-289975. 2008-12-04
  • B01D  11/04     

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