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ゲル化剤及びその製造方法

シーズコード S090001236
掲載日 2010年3月5日
研究者
  • 直田 健
  • 郡 弘
技術名称 ゲル化剤及びその製造方法
技術概要 本発明のゲル化剤は、上記課題を解決するためにビスサリチルアルジミンを配位子として有する環状多核金属錯体を含んでいる。環状多核金属錯体の配位子であるビスサリチルアルジミンは、π結合を有するベンゼン環を有し、かつ、二つのベンゼン環を連結する結合鎖を有している。この二つのπ結合部位は、芳香族化合物等のπ電子を含む系との間の相互作用であるπ-πスタッキングが生じる部位である。また、ビスサリチルアルジミン配位子は金属M,Mに配位することができる。用いる配位子に対して錯体を形成することができる金属であれば、特に限定されないが2価の金属であることが好ましい。好ましくは、2価パラジウム(Pd)、2価ニッケル(Ni)、2価白金(Pt)がよい。結合鎖は、金属を含む平面を連結して、環状の錯体を形成することができるものであればよいが、直鎖構造を有する炭化水素鎖であることが好ましい。具体的には、アルキル鎖でメチレン鎖が特に好ましい。結合鎖の長さは、ゲル形成能を有するものであれば、特に限定されないが,ゲル形成能を有するのは、n=5又は7が良好であった。また,金属に結合する配位子は、トランス体を形成するように配位されている。
画像

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研究分野
  • 高分子固体の構造と形態学
  • 反応操作(単位反応)
展開可能なシーズ 通常の低分子ゲル化剤は、凝集力として水素結合やファンデルワールス力を利用しており、ドナー・アクセプター相互作用やπ‐πスタッキングは、あくまでも補助的に利用されているのみである。この問題点を解決するために実施したもので,その目的は、極性、非極性を問わず、種々の立体構造、電子的性質を有する分子の流動性化合物に対して,特に有機溶媒全般に対して,優れたゲル形成能を発現するゲル化剤を提供することにある。
環状多核金属錯体は、二つの金属を含むそれぞれの平面内にあるπ電子系間にて相互作用が生じ、二つの平面は積層された状態になっている。そして、これらの平面は、上記の結合鎖によって連結されて環を形成するとともに、二つの平面と結合鎖とに囲まれるような空孔がある。更に環状多核金属錯体同志が互いに連結して3次元構造体を構築しているため従来のゲル化剤に比べて、高効率にて流動性化合物をゲル化させることができる。
用途利用分野 環状多核金属錯体ゲル化剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, . 直田 健, 郡 弘, . ゲル化剤及びその製造方法. 特開2003-261859. 2003-09-19
  • C09K   3/00     
  • C07C 251/24     

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