TOP > 技術シーズ検索 > 軟磁性金属ガラス合金

軟磁性金属ガラス合金

シーズコード S090001242
掲載日 2010年3月5日
研究者
  • 井上 明久
技術名称 軟磁性金属ガラス合金
技術概要 金属ガラスの組成は(Fe1-a-b B Si )100-χχである。a,b は原子比であり、0.133 ≦ a ≦ 0.17,0.098 ≦ b ≦ 0.15、0.231≦ a + b ≦0.3、MはZr,Nb,Ta,Hf,Mo,Ti,V,Cr,Wのうちの一種または二種以上の元素であり、χ =1~10原子%である。本組成において、主成分であるFeは、磁性を担う元素であり、高い飽和磁化と優れた軟磁気特性を得るために64原子%以上76原子%まで含有させる。Bおよび Siは、アモルファス相の形成を担う元素であり、安定なアモルファス構造を得るために重要である。M元素の添加はガラス形成能の向上に有効である。Mは1~10原子%の範囲で添加する。本組成にさらにGaを3原子%以下添加することができる。Gaにより軟磁気特性が向上する。図に、銅製鋳型鋳造法により直径0.5 mm~2 mmの合金試料を作製する装置を示す。所定組成の合金を高周波発生コイルにより加熱溶融した後、アルゴンガスの加圧により石英管から銅製鋳型に噴出させ、凝固させる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

S090001242_01SUM.gif
展開可能なシーズ 本発明の目的は、過冷却液体の温度間隔が40K以上で、換算ガラス化温度が0.56以上であり、ガラス相の体積分率100%の鋳造材で1.4 T以上の飽和磁化を有することを特徴とするガラス形成能が高い軟磁性Fe-B-Si系金属ガラス合金を開発、望ましい組成を決定する事である。
本発明者らは、これまでに飽和磁化1.4 Tまでの軟磁性バルク金属ガラス合金系を幾つか見出した。しかし、工業的応用の点から見ると、1.4 T以上の飽和磁化を有する合金系が望ましい。そこで、種々の合金組成について探査した結果、Fe-B-Si系合金が明瞭なガラス遷移と広い過冷却液体域を示し、ガラス形成能がより高い高飽和磁化Fe基金属ガラス合金組成である事を見出し、金属ガラスとしての応用の範囲を拡大した。
用途利用分野 軟磁性金属ガラス
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 井上 明久, . 軟磁性金属ガラス合金. 特開2003-253408. 2003-09-10
  • C22C  45/02     
  • H01F   1/14     

PAGE TOP