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脊髄におけるシナプス形成ニューロンを誘導する中枢神経系前駆細胞

シーズコード S090001721
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 岡野 栄之
  • 小川 祐人
技術名称 脊髄におけるシナプス形成ニューロンを誘導する中枢神経系前駆細胞
技術概要 ラット胎生14.5日目の胎児脊髄組織を培養することで獲得した中枢神経系前駆細胞(CNS-NPC)を、脊髄損傷モデルラットに損傷後9日目で損傷部に直接注入し、損傷部に移植細胞由来のニューロン、オリゴデンドロサイト、アストロサイト等を誘導する。移植細胞由来のニューロンの軸索にミエリンが形成され、シナプスを形成することにより脊髄機能が改善される。中枢神経系前駆細胞は、ヒト胎児の脊髄組織から得られた細胞をFGF-2、EGF及び白血病阻害因子を添加した培地中で浮遊培養により得られるニューロスフィアに由来、かつ脊髄内でシナプス形成能を有するニューロン等を誘導できる。中枢神経系前駆細胞を用いると、シナプス形成促進物質又はシナプス形成抑制物質をスクリーニングできる。スクリーニング方法は脊髄内で誘導されるニューロンと被検物質とを接触させ、誘導されたシナプス形成の程度を電子顕微鏡的観察やシナプトフィジーに対する免疫組織学的解析で評価する。
研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 神経の基礎医学
  • サイトカイン
展開可能なシーズ 脊髄損傷を含む中枢神経系の損傷は極めて治療困難な疾患で、現在まで有効な治療法がなく、新たな治療法の開発が強く望まれる。損傷又は機能が失われた脊髄に移植することで、シナプス形成能を有するニューロン、オリゴデンドロサイト、アストロサイト等を誘導できる中枢神経系前駆細胞と、その調製方法やシナプス形成促進物質若しくは抑制物質のスクリーニング方法を提供する。
シナプス形成能を有するニューロン、オリゴデンドロサイト、アストロサイトの誘導や障害された脊髄機能の改善がラット脊髄損傷モデルを用いた実験で確認された。ヒト胎児脊髄由来の培養中枢神経系前駆細胞を、脊髄損傷モデルラットに移植し生着させることも可能となった。これらの技術をさらに発展させ、脊髄損傷に対する脊髄再生を目的とした新規治療法の開発が期待される。
用途利用分野 中枢神経前駆細胞、シナプス形成促進物質、スクリーニング装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 岡野 栄之, 小川 祐人, . 脊髄におけるシナプス形成ニューロンを誘導する中枢神経系前駆細胞. 特開2002-281962. 2002-10-02
  • C12N   5/06     
  • A61K  35/24     
  • A61K  45/00     
  • A61P  25/00     
  • C12N   5/02     
  • C12Q   1/02     

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