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9-BBNを開始剤とするスチレンのヒドロホウ素化-自動酸化リビングラジカル重合の新規溶媒系

シーズコード S090001888
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 菅野 修一
技術名称 9-BBNを開始剤とするスチレンのヒドロホウ素化-自動酸化リビングラジカル重合の新規溶媒系
技術概要 p-クロロアニリンを、9-BBNを重合開始剤とするスチレンの重合系に存在させた効果は、溶媒としてトルエンを用いた場合に現れる特異なものである。バルク重合での9-BBNによるスチレンの重合系にp-クロロアニリンを存在させてもリビング性はない。また,ジオキサン、テトラヒドロフラン、およびジエチレングリコールジメチルエーテルのエーテル酸素含有化合物から選択される少なくとも1種の溶媒を存在させた場合にも,9-BBN重合開始剤のリビング重合性に寄与できる(図参照)。p-クロロアニリンによるリビング性の発現は前記エーテル酸素含有化合物とは異なるものと推測される。p-クロロアニリンを存在させることの効果は、溶媒としてベンゼンを用いた場合にも観察されることから、p-クロロアニリンと芳香族溶媒の組み合わせは、9-BBNを重合開始剤とするビニル化合物のリビングラジカル重合の新規反応溶媒系である。本重合の重合温度は、溶媒、モノマが液状である条件であればよい。p-クロロアニリンの9-BBNに対する配合量は等モル~3倍当量までである。過多量ではリビング性はなくなる。
画像

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研究分野
  • 重合反応一般
  • 製造工程とその装置
  • 重合触媒,重合開始剤
展開可能なシーズ ポリスチレンの特殊用途では、分子量と共に分子量分布の制御されたポリマが望まれ、リビング重合は,この目的のためにとっては好適なポリスチレンの生産技術である。本発明は本格的な生産技術と成り得る新規リビングラジカル重合技術を提供する。
9-ボラビシクロ〔3.3.1〕ノナン(9‐BBN)を重合開始剤とするα,β-不飽和カルボニルモノマの芳香族溶媒中の重合において、p-クロロアニリン又はジエチレングリコールジメチルエーテルを存在させることの効果は,芳香族溶媒との組み合わせは、例えばスチレンの重合のリビングラジカル重合の新規反応溶媒系である,ことが確認された。これらの共存は,リビングラジカル重合体の安定化に寄与する効果がある。
用途利用分野 リビング重合開始剤9‐BBN,ポリスチレン
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 菅野 修一, . 9-BBNを開始剤とするスチレンのヒドロホウ素化-自動酸化リビングラジカル重合の新規溶媒系. 特開2004-083727. 2004-03-18
  • C08F   4/52     
  • C08F   2/06     
  • C08F  12/00     

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