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リグニンのフェノール誘導体の生産方法

シーズコード S090001894
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 舩岡 正光
  • 永松 ゆきこ
技術名称 リグニンのフェノール誘導体の生産方法
技術概要 フェノール誘導体で親和されたリグノセルロース系材料を酸と接触させることにより、リグニン-セルロースマトリックスのリグニンにフェノール誘導体を導入し構造変換させる。同時に、ベンジルアリールエーテル結合の開裂によって複合体構造が分離される。機械的攪拌によりフェノール誘導体で親和化されたリグノセルロース系材料と酸との接触させるのに比して、超音波照射によって酸によるリグニン-セルロース複合体の解離が促進され、同時にリグニンへのフェノール誘導体の導入も促進される。これでフェノール誘導体の導入率を高めることができる。特に、酸をリグニン-セルロースマトリックスを膨潤させる強度で添加すると,超音波照射による変換・分離をスピードアップできる。さらに、超音波の照射は使用する酸の強度を低下させることができる。これで、水層からの酸の除去工程などを効率化することができ、多様なリグノフェノール誘導体の調製も可能とし、さらに当該リグノフェノール誘導体とリグノセルロース系材料に由来する炭水化物との組成物において容易に炭水化物含有量を調節することができる。
画像

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研究分野
  • 高分子材料一般
  • 高分子の反応
展開可能なシーズ リグニン含有材料からかかる相分離を伴う構造変換によりセルロースとリグニン誘導体を得る場合、リグニン誘導体の収率、分子量、フェノール化合物の導入率をある程度制御することが望まれる。特に、リグニン誘導体を工業的に得ようとする場合、効率的な反応工程が望まれる。そこで,リグノセルロース系材料からリグニン誘導体を単離する場合に、リグニン誘導体の物性や生産効率を制御する技術を提供することを目的とする。
リグニン-セルロース複合体からの成分分離媒体であり反応媒体でもある酸性媒体との接触させ、超音波などの物理的エネルギーを加えることによって,セルロース-リグニンマトリックスが脱複合を促進できる。また、超音波照射により、相分離変換により得られるリグニン誘導体の収率の他、分子量、フェノール化合物の導入比率などを制御できる。
用途利用分野 リグニンのフェノール誘導体
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 舩岡 正光, 永松 ゆきこ, . リグニンのフェノール誘導体の生産方法. 特開2004-115736. 2004-04-15
  • C08J  3/28      
  • C08L  1/00      

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