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誘電特性を利用した凍結被検体の脆化温度の決定方法

シーズコード S090001976
掲載日 2010年3月19日
研究者
  • 羽倉 義雄
  • 米村 道子
  • 鈴木 寛一
技術名称 誘電特性を利用した凍結被検体の脆化温度の決定方法
技術概要 被検体の静電容量を測定し、静電容量と被検体の凍結温度との関係に基づいて緩和終了温度を算出する。緩和終了温度とは、被検体の凍結温度を低下させた場合に最初に現れる静電容量の変極点を与える温度である。緩和終了温度と周波数との比例関係に基づいて緩和時間を算出する。静電容量測定時の周波数を変化させると、周波数が小さくなるとともに緩和終了温度が低温側に移動し、緩和終了温度と周波数とが比例関係を示すことに基づき、緩和終了温度と対応する周波数を求め、この周波数の1/2周期あたりの時間が緩和時間である。図に示す緩和時間と歪み時間の関係を用いて緩和時間から歪み時間を算出する。歪み時間と脆化温度の関係式を用いて脆化温度を算出する。log v=12×10T-48.4 v:歪み時間[S]、T:脆化温度「K」。歪み時間と試験片の破断方向の長さと、変形速度の関係式に基づいて歪み時間を算出することにより、歪み時間を被検体の変形速度によって調整する。歪み時間を算出することにより、歪み時間を粉砕機の粉砕手段の回転速度によって調整する。
画像

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研究分野
  • 食品製造・加工・保蔵法一般
  • 動物性水産食品
  • R,L,C,Q,インピーダンス,誘電率の計測法・機器
展開可能なシーズ 魚体を低温加工する場合、脆化温度付近で切断加工や凍結粉砕が行われるので、脆化温度を測定しないと、精度の高い切断や効率の良い分離を行えないが、力学的材料試験による脆化温度測定は、非常に手間がかかる。そこで、非破壊的な測定によって求めることができる静電容量と、破壊試験によって求められる力学的特性との相関関係を見出し、凍結被検体の加工に最適な脆化温度を非破壊的に決定する方法を提供する。
設定温度よりも脆化温度が高い試料は、脆化温度以下の温度で粉砕されるため微細粒子となり、設定温度よりも脆化温度が低い試料は、粗大粒子となる。したがって、混合物の温度の設定と、混合物を適切な目開きの篩を用いて分級することを繰り返せば、混合物に含まれる試料を効率的に分画できる。魚体に含まれる試料を脆化温度の違いを利用して分離でき、魚体の頭部などに含まれる未利用資源の再資源化を図れる。
用途利用分野 脆化温度測定装置、魚体からのDHA等の未利用資源分離研究装置、ゴム製品のリサイクル研究装置、凍結水産物加工省力化研究装置、凍結畜産物加工省力化研究装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人広島大学, . 羽倉 義雄, 米村 道子, 鈴木 寛一, . 誘電特性を利用した凍結被検体の脆化温度の決定方法. 特開2006-226734. 2006-08-31
  • G01N  27/22     
  • A22C  25/00     
  • G01N  33/12     

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